グルメTIPS 2017/5/14(日)
何度でも「生き返る」のが鉄器の強み

鉄鍋との付き合い方

じっくり選び抜いて手に入れたのに、いまひとつ使いこなせず戸棚の奥に眠っている鉄鍋や鉄フライパン、ない? たとえ錆びていても、ちゃんとした手入れをすれば再生可能なのが鉄器のよいところ。あなたの手で生き返らせてあげて!

step1
新品の鉄のフライパンは、最初だけ洗剤で洗う。ねぎやしょうがの皮など、香味野菜のくずを多めのサラダ油でじっくり炒め、側面まで油をなじませる。※錆び防止ニスが塗られたものは、まずニスを火で焼き切ってからこの作業を行う。

step2
鉄鍋の場合は深さがあるので、step1の手順のあと、さらに口すれすれまで水を注ぎ、30分から1時間強火で煮立てる(フライパンには不要)。隅々まで油が行き届くと、皮膜が完成する。

step3
洗剤を「絶対に!」使わず、お湯で全体をさっと洗い流す。道具はたわしがベスト(金属はNG)。調理した食材のにおいは、使ううちに不思議と気にならなくなるそう。

  • 教えてくれたのは……
    熊澤大介さん/Daisuke Kumazawa
    明治41(1908)年創業の釜浅商店4代目店主。扱うのはすべて「良理道具」、という初代からの思いを伝える。近著に『釜浅商店の「料理道具」案内』(PHP研究所)。

  • 釜浅商店
    南部鉄器の鍋やフライパン、包丁を中心にあらゆる料理道具とプロと一般向けに販売。
    東京都台東区松が谷2-24-1
    tel. 03-3841-9355
    http://www.kama-asa.co.jp/

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photo : Ykako Hiramatsu text : Yoko Asano special thanks : Daisuke Kumazawa(Kamaasashoten)

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