UPDATE: 2014/09/22(月)
野菜を自ら作って料理する、野菜が主役の店。
味農家/Minoya
「せっかく店を出すなら、ほかの人がやっていないことを」。谷中の和食店で修行を積んだ河原潤治さんは、自ら野菜を作って料理する、野菜が主役の和食店をオープンした。畑作業から収穫、料理、サービスまで、すべてひとり。埼玉県越谷市にある畑で、無農薬・無肥料の自然栽培で野菜を育て、それを収穫して7品と10品のコースに仕立てている。肉や魚も使うが、それも味つけが単調にならないようにうまみをプラスする程度。あくまで主役は野菜だ。写真の「春野菜と庄内麩のロールキャベツ 有馬山椒あん」も、春野菜の食感や甘みを生かした仕上がりで、だしを煮含めたというより、あんをからめて楽しむ感じ。市場には出回らない未熟な空豆や南京豆のおいしさなどに出合えるのも、ここならではだ。
「浅草生まれの浅草育ちなので」と、店は浅草に程近い“おかず横丁”に。夜、すっかり静かになった横丁にポツンを明かりがともる、その風情も店の個性とマッチしている。 ※2010年4月13日現在の情報です。
SHOP INFORMATION
店名
味農家
住所
電話番号
03-3866-3795
営業時間
17:30~21:00 (L.O.)
定休日
日曜、祝日、毎月最終日
エリア
こだわり
photo:Shigeru Hirano, text:Yuko Saito