やっぱりマルシェに行かなくちゃ
ローカル食材を探しに、マルシェ・ヴィクトル・ユーゴーへ!
トゥールーズ市民の台所、マルシェ・ヴィクトル・ユーゴー。プロの料理人も家庭の主婦も、とにかくトゥールーズの美食はここがなくては始まらない! 毎日新鮮な食材が、海から山からやってきて、市民の胃袋を喜ばせてくれる。秋から冬のシーズンは特に、とれたてのきのこやジビエがずらりと並び、見ているだけでもワクワク!
トゥールーズはシャルキュトリがおいしいことでも知られる。写真左は、トゥールーズの名物ソーセージ。この地方の料理、カスレにも使われる生ソーセージで、粗く引いた肉の食感がたまらなくおいしい。マルシェでは、こうしてぐるぐる巻きにしておいてある。「自家製だからおいしいよ!」とお店の人は自慢げ。店によって微妙に味が違うので、ゆっくり滞在するならいろいろ食べ比べてみるのも楽しい。パテや燻製肉も、塊でドン! と迫力。
シーフードのコーナーには、おなじみの魚もあれば、日本では見かけないものもいろいろ。並べ方が日本とは違うのが面白い。さすがに刺身は無理だとしても、見たところ新鮮そのものの魚介類が並び、活気がある。「うちのは新鮮だよ。持ってく?」と声をかけてくれるものの……さすがに旅行者では生の魚を買うわけには……。何軒かある魚屋のなかに、「Peche mignon」(「かわいい魚屋さん」とでも訳しておこう)、という名前の店を発見。その名の通り、かわいい女性が店を切り盛りしている。「姉妹でやってるのよ」とミレーヌさん。このマルシェでは人気者らしい。
肉屋さんの前を通りかかると、何やら見慣れないものが。「うさぎよ。今届いたばかりなの」と、見せてくれたのはまだ毛がついたままのうさぎ。「これはスコットランド産。おいしいのよ」。ふかふかの毛はやわらかくて気持ちよさそうだが、残念ながら処分するのだとか。「この季節にフランスに来たんだったら、絶対ジビエを食べて帰ってね!」。
近くのパン屋で夕食用のパンを選んでいるマダムに声をかけてみた。「マルシェには毎日来るんですか?」「そうね、街の中にあって便利だし、新鮮なものが揃っているから。ここに来るといろいろイメージがわくのよ。今日は何を作ろうかな、とか、日曜に家族が集まるときのメニューを考えたりね。店に並ぶものが変わったら、ああ、秋が来たな、とか、そろそろ寒さも終わりかな、とか、季節の流れがわかるの。毎日来ても飽きないし、それどころか元気になるわ!」
Marche Victor Hugo
Place Victor Hugo, 31000 Toulouse
http://www.marche-victor-hugo.fr/
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photos : Yukako Hiramatsu cooperation : Atout France, CRT Midi-Pyrénées, OT Toulouse, CDT Tarn, Air France
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