特集 2016/10/31(月)
世界のおやつ from Paris/おおみやかな

パリ限定! 知る人ぞ知る、ボルディエの隠れメニュー!

パリの有名レストランがこぞって使うバターブランド、「ボルディエ」。このジャン・イヴ・ボルディエ氏が昔ながらの製法で作り出すバターは、多くの人の心と舌をつかんでいます。そんな人気バターの限定メニューを、パリで発見!

食にこだわりを持つフーディたちの間では、「ボルディエ」のバターは外せない一品。パリ内外にある多くの高級レストランをはじめ、一流ホテルが彼のバターを使っています。でも、なぜこんなにも「ボルディエ」のバターが注目されているのでしょうか? それはアルティザン(職人)としての製法と味へのこだわりだけでなく、今までのバターにはなかった新しい世界が広がったから。海藻風味、ゆず風味、薫製塩、レモンオリーブオイル、ピモン・デスプレット風味(バスク地方の赤唐辛子)、そしてバニラ風味のバターまで! 有塩と無塩が主流だったバターの世界に、新しい風を吹き込んだのです。古いものと新しいものの融合はパリジャンが大好きな文化。昔ながらの製法で作る新しい味のバターは、このような背景でパリの人々に受け入れられ、あっという間に広がりました。そんな新しくもこだわりのバターを世に送り出す「ボルディエ」が、こっそりと出している隠れメニューをみなさんはご存知ですか? それは、フランス人が愛する家庭的なデザート「リオレ(RIZ AU LAIT)」というライスプディングです。

米の国に住む私達にとって、甘くミルクで煮込んだ米なんて! と思う方も多いかもしれませんが、一度食べたらそのおいしさに取りつかれてしまうはず。まさに私がその代表です! 今やデザートにリオレを見つけると、必ず注文するほどに。そんなリオレ・ラヴァーな私が、とくに最近気に入っているのがこちら。ただ、食べられるところが限定されているのです。世界各国のグルメアイテムが一堂に揃うパリ左岸の老舗デパート「ボンマルシェ」にも置いておらず、入荷数も限られているとか。

そんな幻の(!?)リオレが食べられる店を発見! 東京・表参道にも展開しているブティック&クレープリー「ブレッツカフェ(BREIZH cafe)」です。
※リオレはパリ店のみの展開。

「ブレッツカフェ」はクレープリー(クレープ屋)なのですが、隣にはブルターニュのこだわり食材を扱うブティックが併設され、ブルターニュの選び抜かれた食材が販売されています。その売場で「ボルディエ」のチーズやヨーグルト、バターとともに並んで、お目当てのリオレを発見! 午後の早い時間に行ったにもかかわらず、残り3個! 売り場の方いわく、「このリオレは、毎回の入荷数が少なくて売り切れてしまうことも多いんです。うちの店以外だと、大規模なチーズ専門店に置いてあることもあるそうですよ。探してみてくださいね」とのこと。
 
>次ページでは、さっそく実食! 

  • おおみやかな●日本・フランス国内のレストランにて仏料理と菓子を学ぶ。パリ在住日本人と結婚後、自宅での料理教室活動を開始し日本でも簡単に再現できる仏家庭料理レシピを紹介。育休中にトータルフードコーディネーター資格取得。ヴァンブの蚤の市がパワースポット。

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