特集 2016/3/17(木)
イタリア、オリーブオイルの旅 vol.3

オリーブオイルのおいしい食べ方

イタリアからのレポート第三弾は、レストランで習ったオリーブオイルのおいしい食べ方をご紹介! 

まずはこれ! 「ピンツィモーニオ」。たっぷり盛られた生野菜に、オリーブオイルとバルサミコ酢、塩が添えられた、ごくごくシンプルな料理。イタリアのレストランではよくみかけるメニューだ。「お好きなだけどうぞ」と言わんばかりに、テーブルにはオイルとバルサミコ酢がボトルごとドン! と置いてある。「もちろん、オイルはイタリア産のエキストラバージンですよ。おいしいオイルじゃなくちゃ、この料理は成り立たないですからね!」と自慢げに教えてくれたのは、ミラノにある老舗のレストラン、「Antica Osteria Il Giardinetto(アンティカ・オステリア・イル・ジャルディネット)」のオーナー。野菜もとびきり新鮮で味が濃い。オリーブオイルとの相性はもちろん◎。

こちらは、同じくミラノのレストラン、「Grigliamania(グリリアマニア)」。サービスのシニョールが切っているのは、ビステッカ・フィオレンティーナ。「フィレンツェの名物料理ですが、ミラノでもよく食べます。炭火で焼いた肉にオリーブオイルをたっぷりかけると、あっさりしていくらでも食べられますよ」
こちらのお店では、お願いすれば種類の違うオリーブオイルをテイスティングさせてもらえる。ビギナーにはうれしいサービスだ。

ここでもやはり、ピンツィモーニオが。手前はブルスケッタ。トマトをのせたものと、シンプルなガーリック味の2種類。「オリーブオイルはどうぞたっぷりかけて」と、浸すほどのオイルをサービスしてくれる。「生野菜を使った料理には、ノヴェッロといって一番摘みの搾りたてのオイルを使います。青い香りがするので、生の野菜にはぴったりですよ」

秋から冬にかけてのイタリアのごちそうと言えば、白トリュフ。リゾットの上に、スライスしたトリュフがひらひらとたっぷり! なんとも贅沢な一皿だ。「これにもやはりオリーブオイルを。トリュフの香りが強いので、オイルも個性の強いものをぶつけると、お互いを引き立てあって、香りの相乗効果が生まれます。オイルにもそれぞれ特徴があるので、ワインと同じように料理とのペアリングを考えてみると、おいしさがパワーアップしますよ」

さて、先ほどのお肉が美しく盛られて出てきた。「肉には、私なら強い香りのものを合わせますが、あとは好みです。まろやかなものも合うし、多少とがった味わいのオイルでも面白い。オイルは調味料ですから、その時の気分や合わせる飲み物によって使い分けてみると、楽しみがもっと増えますよ!」 
 
Antica Osteria Il Giardinetto
Via Tortona, 17, 20144 Milano
http://www.osteriailgiardinetto.it/
 
Ristorante Grigliamania
Piazza Sire Raul, 4, 20131 Milano
http://www.grigliamania.it/
 
>>次ページは、フィレンツェの市場へ!

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photo : Tomoyuki Tsuruta   cooperation : IOC  special thanks : Miki Tanaka

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