夜の刺激は安眠の敵!
「夜の刺激(食事のことです!)」に要注意。夕食の内容によっては寝られなかったり悪夢を引き起こしたりするかも!
本来、食後は副交感神経が優位になって眠たくなるものだけれど、睡眠直前に食事を摂ると、消化しようと胃腸の動きが活発になり、結果、睡眠を妨げることに。胃酸が逆流して胸やけを起こし、睡眠の質も下がってしまう。「寝る3時間前は食べちゃダメ」とよく言われるけれど、まさしくその通りなのだ。また、食事で肉などのたんぱく質を摂るのは大切だけれど、消化に時間がかかるブロック肉などのガツン系料理は胃への負担がハンパない。たっぷり香辛料を使っていたりするとさらにNG! スパイシーな料理や肉もりだくさんの料理を楽しむなら、アペロタイムから始めてさっさと切りあげる方がよさそう。ちなみに、夜はNGのこういった料理も、朝から昼なら覚醒効果があるのでおすすめ。このほか緑茶やコーヒーなどのカフェイン、噛むことで脳に刺激を与えるガムなども午前中から午後早めだと良い効果が。20分ほどの昼寝前にコーヒーを飲む「コーヒーナップ」は、すっきり目覚めて夜の安眠につながるとして、最近学校や企業でも取り入れるところもあるという。
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教えてくれた人~大島菊枝さん/Kikue Oshima
フードコーディネイター、管理栄養士。東京農業大学卒業。研究所での疫学研究を経て料理の道に進む。店舗コーディネートや雑誌のレシピ提案、セミナーなど幅広く活躍中。
cooperation : Kikue Oshima