お悩み8
「ファッションチェックに余念がない同期、先輩。新しいものやちょっと変わったものをもっているといじってくるのが面倒臭いんです」(R.Hさん・24才・金融)
いく子先生の回答:
これは、可愛がられているということでは? いじられるということは、その人の存在が気になるということ
。コミュニケーションがとりづらい子には、口開くのもエネルギーの消耗になるから、絡まないはず。いじられるということは人生において得。まずそれを自覚してください。
本当にいじられたくないんだったら、目立たない服や持ち物を買えばいい。量販店とかスーツ専門店とかで、自分の仕事用の制服を決めてそれだけを着続けるというのも手
。私の知り合いで管理職に近いような立場で、本当にそれを実践している人がいて。毎シーズンの初めに、量販店に駆け込んでオフィスでの自分の制服のパターンをきっちり作っちゃうんだって。その方が、毎日着るものに気がとられずに、仕事に集中できるそう。装うということは、ある程度自分がハッピーでいられることも加味しないと、仕事の効率にも関わってくる
から、自分の思惑をどう表現していくかは大切。
「止めなさい」、「もっと○○したほうがいい」、と言われるのならそれは聞いておいて、自分が管理職になったら自由な服装ができる社会を作ればいい。今のうちは上手くやって出世して、どんどんルールなんて自分で壊せるところまで目指して。仕事のために装うっていうのはそういうことでもあるから
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地曳(旧姓:渡辺)いく子/IKUKO WATANABE JIBIKI
ファッション誌で30年超のキャリアを誇るスタイリスト。ファッション誌だけでなく数多くの女優のスタイリングも手がける。女性を美しく見せる高い感度はもちろん、的確な理論に基づいたスタイリング術に定評あり。また、その独特の語り口も魅力! ヘアメイク山本浩未氏とともに“大人が今っぽくキレイでいる方法”を考えた新著書『大人美容 始めること、やめること』(宝島社)が発売中。 -
おほ しんたろう/SHINTARO OHO
ゆる~い世界観のイラストを駆使したひとコマネタやマンガネタを得意とする。学生時代より、雑誌の読者投稿ページや、視聴者参加型の大喜利番組『着信御礼!ケータイ大喜利』(NHK総合)に投稿し、ネタのクオリティの高さから注目されレジェンドに。第16回『IPPONグランプリ2016』決勝進出。現在は、ワタナベエンターテインメント所属のピン芸人。
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