変形ジャケット
一枚羽織ればサマになる、ひとクセのあるデザインが実は使える
働く女性にとってジャケットはマストという大草さん。「着回ししやすそうという理由で、ついシンプルなジャケットを選びがちですが、実はシンプルすぎるものよりも少しだけクセがある変形デザインのほうが使えるんです。シンプルなジャケットをおしゃれに仕上げるためにはスタイリング力が必要ですよね。ジャケット自体がおしゃれで立つものであれば、中にTシャツやベーシックなシャツを合せてもおしゃれに決まるんです」
そんな大草さんがヘビロテ中なのが、「アレキサンダー ワン」のブラックジャケット。「中にベストを着ているようなモードなデザインで、レーヨン混の落ち感がある素材でカーディガンのように羽織れるところがお気に入り。タンクトップとデニムにも合うので、カジュアルシーンでもヘビロテしています」
逆に、仕事服に不向きだと大草さんが語るのが、テイストがはっきりしているジャケットなのだとか。「スモーキングや紺ブレなどは、それ自体のテイストがはっきりしすぎていて、印象操作することが難しいので、仕事服には不向き。同じく、トレンドのボクシージャケットも日本人の体形には難しいかも。身長が180㎝くらいあるモデルだとカッコいいけれど、身長が低い人が仕事服に取り入れるのは避けたほうが無難」
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photo: KEITA / flame styling: NAOKO OKUSA
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大草直子 (スタイリスト、「ミモレ」編集長) /1972年生まれ。大学卒業後、婦人画報社(現ハースト婦人画報社)に入社。雑誌『ヴァンテーヌ』にて編集のキャリアを積んだ後、南米へ遊学。帰国後、フリーのエディター/スタイリストとして多くの女性誌で活躍するかたわら、webマガジン「ミモレ」の編集長も務める。『おしゃれの手抜き』『考えるおしゃれ』など多数の著書をはじめ、講演会やイベントにも引っ張りだこのカリスマスタイリスト。おしゃれなライフスタイルをつづったインスタグラム(@naokookusa)も大人気。
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