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写真上/デビューしたての初々しさが残るスパイス・ガールズ。1996年にパリで撮影。右から2番目の、後ろに追いやられているのがビクトリア・アダムス。 右下/“笑わないセレブ”として有名になる前は、こんなあどけない表情もたくさんキャッチされていた。 左下/スパイスガールズ時代は、“ポッシュ(気取り屋)”と呼ばれ、メンバーにも馴染めていない雰囲気のヴィクトリア。NYにあるラジオシティ・ミュージックホールにて。

Photo : Getty Images, Aflo

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【1994-1996】 味噌っかすの出番はたった3秒 

1994年に結成、'96年にデビューしたスパイス・ガールズはあっという間に世界的なスターに。クラスにいそうな異なるタイプの女子が集まったグループは、平凡に生きている多くのティーン魂をわしづかみ。歌もダンスもなんでもできる、レッドヘアが特徴のリーダー、ジェリ。ブロンドツインテールでガーリィ担当エマ。歌担当はメラニー・チズムで、姐さんキャラのカーリヘアのメラニー・ブラウンのソウルフルな声と双璧をなす。

そんななか、ヴィクトリアが与えられたのは、スリムといえば聞こえはいいけれど、健康的でもグラマラスでもないボディとキツイ印象の顔を、お金持ち風のボディコンシャススタイルで、無理に男モテ方向へ演出した“スノッブなおしゃれヲタ”担当。とはいえあくまでマス向けグループのため、それほどの美人でもなく、なかには「不美人」「尻軽風」と揶揄するメディアも。

その嫌われっぷりを証明するのが世界的ヒットとなった「Wannabe」のPV。約4分のうち、彼女の姿が確認できるのは1分20秒ほど。ソロで映るのはたったの3、4秒(そこでも“you gotta”を5回シャウトするだけ)。歌なし、ピンなし、他のメンバーとの絡みなし。

世界最高のグループにいながら、最低のポジショニングをされる。これがヴィクトリアのキャリアのスタート。

「【前編】世界的ファッショニスタ、ヴィクトリア・ベッカムの幸せキャリア計画」トップへ

photo : AFLO、Gettyimages

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