エディターズPICK
2016/08/23(火)
エル・オンライン恒例パリ特集@2016夏

個人主義のパリジャンもチーム化!? 姉妹やデュオのおしゃれワークに注目!

マチュアなニーズにこたえるランジェリーやギャラリーに、シェフが変わるレストランやシェアできるイタリアンまで。パリで新たなブームを起こす話題のチームにクローズアップ!

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(写真左)ベレンジェール・ルアンブル(右)クララ・ブロックマン

(C)Ysé

21世紀に生きる(小胸な)パリジェンヌのためのランジェリー「イゼ」

ギリシャ語で“美しい人”を意味するという「Ysé」(イゼ)は、2015年11月にショップをオープン。ピカソ美術館にほど近いマレ地区にある店舗はひっきりなしに顧客が訪れ、隠れ家サロンのような雰囲気がショッピング欲をくすぐる。
 
ビジネススクールで知り合ったという、クララとベレンジェールが学生時代からスタートしたブランドは、胸が小さい人のために向けたランジェリーに特化。
 
「もともとランジェリーが好きだったんだけど、自分たちに合うサイズやデザイン、シルエットを作ってくれるものがなくて。だったら自分たちで作っちゃおう!というところからスタートしたの。モードの視点からではなく、ビジネスとしてスタートしたので、世間のニーズをつかみやすいと思う」

2012年にAカップだけのコレクションを発表し、パリのランジェリー展に出店。ここに行けば最旬のブランドが揃う!とランジェリー通の間で定評のある百貨店「ボンマルシェ」のクリエイターコーナーに常置されることに。自分たちで手掛けているECサイトや各国のセレクトショップなどでファンを増やし、晴れて昨年のショップオープンを果たした。
 
「ドイツやヨーロッパのバイヤーから需要があるので、いまはA~Cカップとフランスサイズで80~85のブラジャーと、34~42のショーツを扱っているわ。デザインはパリのアトリエで行っていて、素材はヨーロッパのものを厳選。縫製はモロッコで行っているの」

繊細なレースや布地で作られたランジェリーの数々は、パリジェンヌの好きなものを凝縮しているという。
 
「胸の形がエフォートレスできれいに見えるのがいちばんのこだわり。ワイヤー入りと入っていないもの、両方置いているわ。モノトーンやヌードカラーの定番に、シーズンに合わせたカラーも少々。肌の質感がわかるようにデザインしているのもポイントよ」
 
ふたりでブランドをはじめた理由を尋ねると、同じものが好きだったというお答え。いまはどんなブランドや人が好き?
 
「この春夏は『セザンヌ』(パリの注目ブランド)の水着がよかったと話してたの。スタイルアイコンは、ジェーン・バーキンとシャルロット・ゲンズブール、キャロリーヌ・デ・メグレにヴァネッサ・パラディね。私たちは感性が似ているから、仕事を進める上でイメージを共有しやすい。その日の気分で気軽につけられるランジェリーを!というコンセプトや、マレの初ショップは白い壁でこだわりをキャンバスのように見せて行きたい、といったイメージをつかみやすいのが、ふたりで続けている理由ね。そして何より、ひとりよりふたりの方が楽しいでしょ?」
 
オリジナルの動画もコケティッシュでムードたっぷりな「イゼ」。ショップの動画に登場する黒の総レースシリーズが、いちばん売れているそう。秋冬シーズンはボルドーやダークグリーンのカラーが増え、ノエルにはキャメルやブルーのコレクションが登場するというラインナップに。女性だからこそ共感しあえる、とっておきのランジェリーショップを、パリのショッピングアドレスにつけ加えてみて!

photo: YUSUKE KINAKA  coordinate: HIROKO SUZUKI

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