注目フォトグラファーにASK! フォトジェニックなパリってどこ?
「エルメス」をはじめ仏ブランドのキャンペーンなどで活躍する女性フォトグラファー、アドリーヌ・メイ。パリきってのガールズスクワッド、ジャンヌ・ダマスがリーダーの「ルージュ」に属す彼女が見る、フォトジェニックなシーンやアドレスとは?
オン&オフをインスタで作品にするアドリーヌのOKINIとは?
あなたが一番好きなパリのフォトジェニックな場所で待ち合わせをしましょう! そんな問いかけにアドリーヌが選んだのは、ポンピドゥー・センターのほど近くにあるImpasse BarthaudというMusée de la Poupée(人形博物館)へ抜ける小路。
「街の中心なのに1本入ると、とっても静かな公園があるという意外性が好きなの。今日は買ったばかりのスリッポンを主役に、大好きな赤のドレスとリップでバカンス仕様にコーディネートしてきたわ」
テイラー・スウィフトなどセレブの愛用者も多い米ブランド「リフォーメーション」のドレスに、「グッチ」のシューズと、BFFというイネス・メリアとお揃いの「ラコントリー」のバッグで、パリジェンヌらしいストリートシックなリゾートスタイルを組み合わせ。赤の口紅は「シャネル」の38番を指先でポンポンとのせるのがアドリーヌ流。さらに“マック ブロットフィルム”(あぶらとり紙)が必需品というビューティ猛者ぶりも発揮。
「仕事や撮影時は動きやすいデニムスタイルが多いから、オフの日は女性らしいファッションを楽しむの!」
仕事以外で写真を撮るとき、スマートフォンの色合いは「サムソン」がお気に入り。バカンスや旅先ではアナログの機材で撮ったものを取り込んでからUPするという、インスタグラムはいまや彼女の作品集としても活躍。
「先月ジャンヌやイネスたちと、LAへ旅行に出かけたときの写真もそうね。一番反響が大きかったのが、バスルームでジャンヌのセミヌードを撮影したカット(上)! いつもとは違う数のLIKEがついてびっくりしたわ」
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PROFILE: ADELINE MAI
パリ生まれ。16歳の時に「カステルバジャック」から声をかけられ、写真を始める。フィルムによる撮影を専門学校で勉強し、現在も作品撮りはフィルムを使用。今秋パリのギャラリージョセフで個展を開催予定。
@askadeline
photo: YUSUKE KINAKA coordinate: HIROKO SUZUKI