エディターズPICK 2017/10/26(木)

NYで独占取材!「マイケル・コース」の“食”を通したチャリティプロジェクトとは?

毎年10月16日と国連が制定した「世界食糧デー」に合わせて、女優のケイト・ハドソンとタッグを組んで“ウォッチ・ハンガー・ストップ”というキャンペーンを実施している「マイケル・コース」。世界のおよそ70カ国で1600万人の子供たちへ食糧を届けているキャンペーンに加え、NYでローカルな活動を行っている団体“God’s Love We Deliver(ゴッズ・ラブ・ウィー・デリバー)”も支援。その意義やプロジェクトへの想いを、現地でマイケル・コース氏にインタビュー。身近な人々を救いたいという純粋な願いと、ファッションだからこそ叶えられる活動や意義に耳を傾けて。

有名シェフが手料理をふるまった各ブースを拝見

授賞式の前に行われたカクテルパーティでは、全米で活躍するマイケル・アンソニーやサンドラ・リーなどの有数なシェフによる、オードーブルのブースが登場。
 
「6名のシェフによるアペタイザーは、“Hand Cooked Food(手作りの食べ物)であり、“Made from LOVE(愛情の産物)”です。シェフそれぞれがプロジェクトに賛同して情熱をもって料理をしています」
 
自身は好き嫌いが激しい子どもだったというマイケル・コース氏。幼少時代のランチを通して育まれる好循環を“ウォッチ・ハンガー・ストップ”でサポートしている。
 
「私は一人っ子で好き嫌いが激しかったので、母はいつも3パターンくらいのランチを交互に作ってくれた思い出があります。そんな恵まれた子供時代を送りましたが、世界には学校で給食が出なければ、子供たち、特に女の子を通わせない土地があることを知りました。
 
でも給食があれば、子どもたちは学校に行けるんです。子どもが給食を家に持って帰ることもあり、親たちは喜んで彼らを送り出します。また給食があることで近隣の農家が潤うなど、食べ物から得られる栄養以上の成果が出ます。子どもたちは学校で教育を受けられ、地域が活性化していきます。飢餓をストップするだけではない循環が生まれるのです。
 
“ウォッチ・ハンガー・ストップ”プロジェクトでは、WFP(国連世界食糧計画)と協力してスクールランチプログラムを、カンボジア、フィリピン、ニカラグア、中央アフリカなどで実施しています。私たちが関わっている地域では、学校に女の子が行く割合が30%増えました。これは素晴らしいことです。彼らの成長だけでなくそれでコミュニティを少しずつ変えていくことに役に立てているのも、喜ばしいことです」

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photo: GETTY IMAGES FOR MICHAEL KORS  coordinate: MAKIKO MONJI

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