コーディネートを格上げする、ひとひねりあるアイテムを投入
リサ・アイケン (「Net A Porte」ファッションディレクター)
アイケンが指摘するのは、「ワードローブを構成するアイテムは、地味で退屈なものであってはならない」ということ。「簡単におしゃれに見せたいなら、アイテムにひとひねりあるべきだわ。買うときは、それを着るのを想像してワクワクするものでないとダメ」
例として、コーディネートを格上げしてくれるダークカラーのブレザーを挙げた。「『エリー』のジャケットを2着もっているわ。常にコーディネートを面白くしてくれるから重宝しているの」
リサが2017春夏シーズンにもっとも気になってものは? 「『バレンシアガ』の白いパテントレザーのアンクルブーツよ。ジーンズにもスカートにも合うの」。さらに、リメイクしたスカートをワードローブに加えて、アップデートする予定。「これらのひとひねりあるアイテムは、決してベーシックなデザインではないけれど、私にとっては欠かせないエッセンシャルアイテムなの」。
クローゼットは、畳む、掛ける、袋に入れるものをハッキリ分別する
■畳むもの
カシミアのアイテムは、必ず畳んでクローゼットの棚に入れて。「ハンガーにかけるのは厳禁。時間とともに型崩れするのは目に見えているわ」
■ハンガーに掛けるもの
レザージャケットやコートは、幅のある木製のハンガーに掛けるのがいちばん型崩れしないそう。あと、シルクも必ずハンガーに。「掛けるときも、ギュウギュウに詰めてほかの服と接触させるのはダメ。摩擦で生地が傷ついてしまうの」
■袋に入れるもの
手袋やスカーフ、帽子などの小物は、袋に入れる。「ただし、通気性のあるコットン素材を選んで。プラスチック製の収納袋はレザー素材には不向き。レザーがカラカラに乾燥してしまう」
Photo: GETTY IMAGES Text: KENYA HUNT, BILLIE BHATIA, HEATHER GWYTHER Translation: NATSUKI TANJI