軍服から銀幕、そしてランウェイへ。永遠のクラシック、“トレンチコート”の歴史と魅力
2018/02/26(月)
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左から 映画『異国の出来事』のマレーネ・ディートリッヒ(1948年)、映画『カサブランカ』のハンフリー・ボガート(1942年)

軍服から、女性のワードローブへと進化

第一次世界大戦が終結してもトレンチコートの人気は衰えず、コートを着続けた将校たちにより第二次世界大戦でも再度用いられることに。これによって、トレンチコートは再び世間の注目を集めることになる。やがて、マレーネ・ディートリッヒやグレタ・ガルボ、キャサリーン・ヘップバーンなど、マスキュリンなスタイルでグラマラスな魅力を引き立てた女優たちがこぞって着用し始め、女性のワードローブにも取り入れられるようになっていった。
男性ファッションでは、(前述の通り)中折れ帽を目深にかぶり黄褐色のバーバリーのトレンチに身を包んだハンフリー・ボガートの姿が一世を風靡し、作中トレンチコートの登場はたった2回だったにも関わらず映画『カサブランカ』を象徴するアイテムとなった。

Photo:AFLO,GETTY IMAGES  Translation&Text:NAOKO OGATA

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