新しい才能の芽吹きの時期(1970~80年代)
1960年代後半からモードの主軸がオートクチュールから移行するも、この頃、後のスターとなる新しいクチュリエたちが活躍をはじめる。
当時「クロエ」「フェンディ」を手掛けたカール・ラガーフェルド。「バレンシアガ」「ランバン」「ディオール」などを経てプレタポルテラインで独立したオスカー・デ・ラ・レンタ。「バレンシアガ」「クレージュ」を経て独立したエマニュエル・ウンガロ。「ニナ・リッチ」を継いだジェラール・ピパール。「ピエール カルダン」でアシスタントに就き、のちに自身のアトリエを開いたジャン=ポール・ゴルチエ。「ジャン パトゥ」でチーフデザイナーとして活躍したクリスチャン・ラクロワ。「ギ ラロッシュ」「ティエリー ミュグレー」でキャリアを積んだアズディン・アライアなど、のちのモード界を担うそうそうたる面々が才能を開花させていった。
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