闘病中の兄に代わりブランドを支えた
1995年から2年ほどブランドを離れ、がん治療に専念していたジャンニ。その間、「ヴェルサーチ」を支えていたのはドナテラだった。その2年間についてドナテラは、「兄のアパートを訪れては、作業をチェックしてもらったり、承諾を得たりしていた。彼が不在だったから代わりに会社の経営を任されていたの。1年半くらいはすべての仕事を引き受けていたわね」と米『ニューヨーク・マガジン』誌に語っている。
photo:GETTY IMAGES translation:REIKO KUWABARA from Harper's BAZAAR UK