神曲しかない宇多田ヒカル『Fantôme』でコラボした若手メンズアーティスト3人
エディターが私的に夢中になっているものなどをリアルな目線でお伝えする、デイリー連載OKINI。今回はアシスタントエディターMINAKOが“CDは売れない”という言説があるこの時代に、最新アルバム『Fantôme』がミリオンを達成した宇多田ヒカルとコラボしたメンズアーティスト3人をご紹介。恐らく、このアルバム通算100回以上は聴きこんでいます……。
小袋成彬(OBKR)
最後は、エル・オンラインにてコラムも公開中の小袋成彬(OBKR)。彼も「ともだち with 小袋成彬」で宇多田ヒカルから白羽の矢が立ったひとり。平成生まれで、R&BユニットN.O.R.K.のボーカルとして活動後、音楽レーベルTokyo Recordingsを設立。アーティストとしてだけではなく、綿めぐみやCapeson、水曜日のカンパネラなど若手アーティストを中心にプロデューサーとしてもマルチに活躍。残念ながら「ともだち with 小袋成彬」はオフィシャルMVがないので、YouTubeをリンクできず。この曲は同性愛者の同性愛者ではない友達への恋心歌っているのだけれど、メロディはボサノバ調で明るくポップな印象。だからこそ歌詞のテーマとなった人物のキャラクターが想像てきて、胸がアツくなります……。
彼の凄味は、歌えるうえに曲や歌詞も作れるところ。制作に携わる楽曲は本人がコーラスとして参加する場合もあり。プロデューサーという目線も持ち合わせてるからか、どの楽曲も詞や歌声が曲と絡み合っていて音楽としてすんなり身体に入ってくるものばかり。
本人はエル・オンラインのコラムで自らのことを“音楽バカ”って伝えているけど、いやいやバカと天才は紙一重。間違いなく“音楽天才”だと私は思いますよ!
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宇多田ヒカル『Fantôme』
発売中/SHM-CD/TYCT-60101/¥3,000/ユニバーサル ミュージック
01. 道
02. 俺の彼女
03. 花束を君に
04. 二時間だけのバカンス featuring 椎名林檎
05. 人魚
06. ともだち with 小袋成彬
07. 真夏の通り雨
08 . 荒野の狼
09. 忘却 featuring KOHH
10. 人生最高の日
11. 桜流し
http://www.utadahikaru.jp/
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MINAKO:アシスタント フィーチャー エディター。漫画が映画やドラマとして多く実写化されているなか深夜に放送中の「クズの本懐」というドラマに注目してます。タイトルの破壊力もすごいこのドラマ、高校生の主人公が一途で純粋なのに考えが歪んでるんです。これからの展開にドキドキ♡