ニュース 2018/1/25(木)

高麗屋三代襲名披露「二月大歌舞伎」に草間彌生の祝幕が登場!

1月2日から始まり連日歌舞伎座を賑わわせている高麗屋三代襲名披露興行「壽 初春大歌舞伎」。松本幸四郎改め二代目松本白鸚、市川染五郎改め十代目松本幸四郎、松本金太郎改め八代目市川染五郎の親・子・孫の三代が同時に襲名する記念すべき公演に世界的アーティストがデザインする祝幕(いわいまく)が華を添えることになった。

歌舞伎座「二月大歌舞伎」祝幕完成イメージ (C)YAYOI KUSAMA (C)松竹

2月公演の「二月大歌舞伎」でお披露目される草間彌生デザインの祝幕。草間が2009年から精力的に取り組んでいる大型の絵画シリーズ「わが永遠の魂」のなかから、2017年に制作された新作を3点並べたデザインで、高さ7.1m×幅30.3mの巨大な幕だ。テーマは「愛を持って人生を語ろう」。

左/草間彌生 右/十代目松本幸四郎

以前から草間の作品が好きだったという幸四郎は、今回の祝幕をお願いするため昨年6月に草間に会いに行ったという。「草間先生の作品には洗練された美しさを感じ、それは歌舞伎にも共通するものだと思います。今回は一生に一度の大きな興行を勤めきりたいという思いでお願いしました。お受けいただいたときに『一緒に新しいことをやりましょう』とおっしゃられて、世界で芸術家として成功を収めてもなお新しいことに挑戦しようとするパワーにエネルギーをもらいました」(幸四郎)

『一條大蔵譚』一條大蔵長成=染五郎改め松本幸四郎(撮影:加藤孝)

今回の祝幕によせて草間は、「この度の襲名の素晴らしさに世界中の人々が心を打たれております。これからのあなたに人生のすべてを開拓してゆく事を心からお祝い致します」とコメント。幸四郎が「一生に一度しかない、大きなスケールの興行」という襲名披露は華やかで力強い祝幕とともに2月も賑わいそうだ。

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