今回拝見した「ドリームガールズ」。実はミュージカルは過去に何回か観たことがあり、NYのブロードウェイをはじめ、劇団四季なども体験済みの私にとっては、とっても楽しみな作品でした！
 
この作品ですが、テンポの良いストーリー展開なので、ミュージカル初心者の方にもおすすめ！　60年代から始まるストーリーでは、とくに人種差別が目立った時代を背景に、夢を追うリアルな人間関係が描かれつつ、ソウルフルな力強い歌声、美しい衣装に見とれながら、あっという間の2時間でした！
 
とにかく演出もスゴイですが、圧倒的な歌唱力には驚かされます……どこからあんな歌声が出てくるのやら。途中のシーンで、恋人に愛されたい気持ちでいっぱいのエフィーが歌う場面があるのですが、思わず涙!!!　女性は誰だって愛されたい、とくに好きな人には愛されたいし、愛したい！　それが叶わぬ恋だと悟ったときには時すでに遅し。もう切なくて、内容もとっても共感できるうえにあの圧倒的な歌唱力で歌うものですから、私を含め周りの女性陣はグスン。
 
また、男性と女性で全く考えが異なるところもとっても見どころだな～と思いました。そこがまた魅力的でもあり、寂しくもあり。いくら親友といえど、家族といえど、結局人生それぞれ。歩んで行く道は違うのですね。
 
このミュージカルを観て、いま起こっている楽しいこと、友人と共通の話題で笑えること、恋人と過ごせること、家族と過ごすこと、すべての時間の一瞬一瞬を大切にしたい、将来どんなことが起きても楽しかった時間が過ごせて本当に良かったと思えるようになりたいと強く感じました。でも、その楽しくて愛おしい時間がきっと自分にとっての生きるパワーに繋がっていくんですね。主人公エフィーのように、どんな環境になっても夢を諦めない、そんな人生にやっぱり憧れる新人エディターの私でした！