2017年、70回目を迎える世界最大の国際映画祭、カンヌ国際映画祭。その記念すべき回の審査委員長はスペインの巨匠、ペドロ・アルモドバル監督に決定した。
 
母子の執拗なまでの愛を描いた『オール・アバウト・マイ・マザー』から、宗教にぶつけたタブー漂うサスペンス『バッド・エデュケーション』まで、そして『アイム・ソー・エキサイテッド!』などのコメディもお手のもの。しでにカンヌのコンペティションにも5作品が選ばれている世界的監督の就任は、当然と言えば当然。選出されたことを受けたコメントは以下。

「70回を迎える記念すべきカンヌ映画祭を、このような特別な立場で祝うことができるのを大変うれしく思います。ありがたいことですし、誇りにも思いますが、ちょっとプレッシャーでもあります。審査委員長という役目を引き受けることには大変な責任があることはよく承知しておりますし、うまくやり遂げられますよう願っています。今お伝えできることは、ひたすら頑張るということのみです」。
 
今年の開催期間は5月17日～28日。公式作品やその他の審査員は4月半ばに発表される予定。