特集
2017/11/02(木)

ケネディ暗殺の機密文章が公開。知っておきたい5つのポイントとは?

1963年11月、テキサス州ダラスを訪問中に暗殺されたジョン・F・ケネディ元大統領。その後、事件の調査委員会は元海兵隊員のリー・ハーヴェイ・オズワルド容疑者による単独犯行と結論。でも同容疑者の動機や背後関係が明らかになっていないことや逮捕2日後に暗殺されたこともあり、事件から54年が経った今もなお陰謀説が根強く残っている。その陰謀説を終わらせるべく、アメリカのドナルド・トランプ大統領は2017年10月25日(現地時間)、「長らく持ち望んでいたJFK暗殺ファイルがいよいよ明日公開される。とても興味深い!」とツイート。そして2017年10月26日、これまで非公開だった機密文章のうち約2800件をウェブサイトで公開したのだった。今回公開された機密文章に隠された意外な事実とは。知っておくべき5つのポイントを解説。

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オズワルド容疑者はメキシコでKGB工作員と会っていた

 リー・ハーヴェイ・オズワルド容疑者が在メキシコ・ソ連大使館に電話した際の会話が米中央情報局(CIA)に盗聴されていたことが明らかに。米『ビジネスインサイダー』誌によれば、同容疑者は事件の数日前、メキシコシティのソ連大使館を訪れ、ソ連国家保安委員会(KGB)で「破壊活動や暗殺」を担当している工作員と会っていたのだそう。そのことを電話で説明した上、ソ連大使館に「ワシントン宛の電報について」訪ねたという。CIAの文章には「ソ連への再亡命の可能性を確かめていた」と記されている。

Photos: Getty Images Translation: Reiko Kuwabara From TOWN&COUNTRY

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