特集 2016/5/7(土)
FROM ELLE WORLD

目指せ年収アップ! 5分でわかる給与交渉術

仕事の面接で、気になるけどなかなか言い出しづらいのが給与についての話題だ。US版エルでは米国大学女性協会(AAUW)の所属団体「若い女性のタスクフォース」のディレクターで政治団体エミリーズ・リストの研究副主任も務めるケイト・ブラック女史に、給与交渉を上手く進めるための4ステップをヒアリング。早速実践してみよう。

ステップ3:戦略を立てる
「交渉のプロセスでは多大なストレスを感じるため、戦略を立てようとしない人もいますが、あらかじめ計画することでたくさんの心配ごとを気にせずに済ませることができます」とブラック氏。彼女は目標となる値を決めても、交渉の場では幅をもたせて提案することを勧める。
 
「例えば、あなたは5万ドル稼ぎたいと考えているとしましょう。面談ではズバリその額を言わずに、代わりに、『私の俸給は5万ドルから6万ドルの間です』と言うのです」。自分の目標額を一番下に設定しておけば、最低でもその額になる見込みが高くなる。そして未来の雇用主が妥協として、中間となる額をオファーしてくるとしたら、それこそチャンスというわけだ。「いずれにせよ、あなたにとって有利です」
 
 
ステップ4:練習する
「馬鹿げているように思われるかもしれませんが、練習が役立ちます。友達を捕まえて、自分の言おうとしていること、そして、それをどういう風に言おうとしているかを実演してみましょう」と語るブラック氏。「交渉の場で初めて交渉内容を声に出す、ということになってはいけません」。ブラック氏は、我々は自分の検討した給与額より下がらないよう準備すべきだし、そもそも女性たちは労働に対して一定の額を得てしかるべきだと助言する。そして、もし雇用主がこちらの要求を受け入れそうならば、さらにその額を上に動かせるように心構えをしておいて欲しい、と言う。
 
「そして、忘れないでください」とブラック氏は続ける。「諸手当もしばしば交渉可能です。あなたに提示されているのはどういった内容ですか? あなたにとって重要なことは? あなたが取得可能な休暇の日数は? 病欠や私用休暇でいくら差し引かれるか? 育児休暇に関する会社の方針は? 前もってそれらを知りたいと思うことは100%OKですし、良いことです。それらはあなたの仕事での体験を左右するとても重要な要素となるでしょう」

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Translation & Text: Naoko Ogata Photo: Getty Images

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