『アメリカン・スウィートハート』(2001)
キャサリン・ゼタ・ジョーンズ演じる姉の夫(ジョン・キューザック)がゲス不倫男で、妻の妹であるジュリア・ロバーツと結婚しようとしてさらっとドロドロの四角関係になってしまうコメディ。とっくに夫婦関係は冷え切っていて、自分も愛人がいるにもかかわらず、妹に夫を獲られるかもしれないと知るや、無理やり寄りを戻そうとする姉の独占欲が描かれていて楽しめる。現在なら「『別れるから』っていうゲス男の言葉は信じちゃだめ!」と画面に向かって堂々と叫べるが、当時はまだまだ男社会のハリウッド。結果、能天気に流れで不倫してしまう妹ジュリア・ロバーツが、なぜかゲス男とハッピー・エンドになってしまう男性に都合のいい展開なので、その辺りにフラストレーションを感じる人は観ないほうがいいかも。