【1980年代ヨーロッパ編】永久保存版!伝説の女優クロニクル
2017/07/19(水)
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'66年生まれ。13歳のときに1700人の中から選ばれ、世界的に大ヒットした『ラ・ブーム』でデビュー、国民的アイドルに。『007 ワールド・イズ・ナット・イナフ』ではボンド・ガール役を演じる。現在は監督としても活躍中。

“フランスのバラ”と名高い国民的スーパースター

ソフィー・マルソー

物質的に恵まれたバブリーな時代になると、映画も手の込んだドラマよりは、現実性に舵を切るようになり、生身のリアルな女性像が求められるようになる。そこからボディコン・ブームが生まれた。
 
その時代の幕開けとなった映画が、『ラ・ブーム』 ('80年)だった。フランスの典型的な中産階級のリセエンヌ役で登場したソフィー・マルソーは、たちまち国民的アイドルになっていったが、映画の内容はありふれた思春期の若者群像だった。 『隣の女』 ('81年)にしても、引っ越し先の隣に、前に付き合った女が住んでいた、というストーリーで、ファニー・アルダンが現実に起きそうなドラマの主婦役を演じている。

  • 『ラ・ブーム』('80)
    リセエンヌのヴィック(マルソー)は、クラスの仲間たちとパーティを計画。付き合っていた男友達が上級生と会ったと知り、ほかの男友達にキスを。400万人動員の空前のヒット作。

文・選: 村上香住子(エッセイスト)
Photo: AFLO、GETTY IMAGES

  • 村上香住子
    '85年から20年間、日本の出版社のパリ支局長として取材活動。パリの映画やファッション関係者と親しい。帰国後、エッセイ集出版。2011年から東日本復興支援アマ・プロジェクト設立。ジェーン・バーキンも支援。近著は『パリ・スタイル 大人のパリガイド』。

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