【1970年代アメリカ編】永久保存版!伝説の女優クロニクル
2017/07/16(日)
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Machizo's EYE

いつの時代も色っぽくて強い! 歴代ボンド・ガールを総覧

『007』シリーズの華といえばセクシーなボンド・ガール。時代を彩ってきた
個性派ヒロインを総ざらい!

'62 ウルスラ・アンドレス
『007 ドクター・ノオ』('62年)に出演したスイス出身の初代ボンド・ガール。4カ国語を話せる国際派で、恋の相手もジャン=ポール・ベルモンド、デニス・ホッパー、ヘルムート・バーガーなど多国籍。
 
'64 オナー・ブラックマン
『007 ゴールドフィンガー』('64年)に出演。もともとはテレビドラマ『おしゃれ(秘)探偵』の人気者だった。ボンドに対しても一貫してクールなキャラは以降のボンド・ガールのひとつの流れの祖となった。

'73 ジェーン・シーモア
英国出身で『007 死ぬのは奴らだ』('73年)に出演。敵からボンドに寝返る霊能者という特徴ありすぎなキャラを演じた彼女は後年、人気ドラマ『ドクタークイン 大西部の女医物語』に主演している。
 
'74 ブリット・エクランド
スウェーデン出身で『007 黄金銃を持つ男』('74年)に出演。史上最もコメディ色が強い本作で、やたらドジなボンド・ガールをコミカルに演じた。それもそのはず元夫はあのピーター・セラーズなのだ。

'85 グレイス・ジョーンズ
『007 美しき獲物たち』('85年)でフィーチャーされた、ジャマイカ生まれのモデル兼シンガー。ボンドを完全に凌駕する体力を持つ女殺し屋というキャラを異様な説得力で演じきった。死にざまも最高!
 
'95 ファムケ・ヤンセン
『007 ゴールデンアイ』('95年)に出演したオランダ出身の長身クール・ビューティ。ボンドを窒息死寸前に追い込む暗殺者役は人気を呼び、『X-MEN』シリーズではヒロインのジーン役に抜擢された。

'02 ハル・ベリー
『007 ダイ・アナザー・デイ』('02年)に出演。この時点ですでに大スターだった彼女は、ボンドと互角の能力を持つ敏腕エージェント、ジンクス役を快演。一時は彼女主演のスピンオフの製作も噂された。
 
'15 レア・セドゥ
目下のところの最新作『007 スペクター』('15年)に出演。今までのグラマーで妖艶なボンド・ガールとは一味違った魅力を持つ彼女だからこそ、ボンドを過去のトラウマから救い出す女子を演じられたのだと思う。

文・選 :長谷川町蔵(文筆家)
Photo: AFLO、GETTY IMAGES

  • 長谷川町蔵
    文筆家。'90年代末からライターとして活動。映画、音楽、文学などに関して幅広く執筆し、特にアメリカのポップカルチャーを得意分野とする。著書は、『21世紀アメリカの喜劇 人』『ヤング・アダルトU.S.A.』など。最新作は小説『あたしたちの未来はきっと』。

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