羽生結弦選手をずっと近くで見つめてきたカメラマンが語る魅力 vol.2
2018/02/16(金)
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試合で初めて成功した4回転ルッツジャンプ。完璧なアウトサイドエッジから跳び上がる瞬間がしっかり捉えられている。ロステレコム杯にて。

Photo: Nobuaki Tanaka (Shutterz)

同じ曲でも変わる表情

「試合になると、もっとさまざまな表情が現れます。使用する曲調でガラリと変わるんです。だから、『この曲ではこういう表情が撮れる』と期待して臨みます。もちろん、同じ曲でも目の表情が違ったりするので、まったく気が抜けないのですが(笑)。その世界に入り込んで、主人公になっているのだと思います。だからそのとき演技に臨む感情で、表情にも違いが出るのだと思います」。

Photo: Nobuaki Tanaka(Shutterz)   Interview&Text: Hiromi Nakatani  

  • 田中宣明(たなかのぶあき):大学卒業後より写真を学び、スポーツフォトグラファーとしてのキャリアをスタート。フィギュアスケートではイベントなどでオフィシャルカメラマンを務めるなど、国内外のスケーターたちからの信頼も厚い。とくに羽生選手はノービス時代から撮り続けており、他では見せない表情、特別な一瞬を切り取った写真にファンも多い。『羽生結弦SEASON PHOTO BOOK 2016-2017』が発売中。国際スポーツプレス協会会員。
    日本スポーツプレス協会会員。

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