感動のスピーチからお行儀の悪いあの女優まで! 第90回アカデミー賞事件簿
2018/03/05(月)
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ギレルモ・デル・トロ(Guillermo del Toro)、ウォーレン・ベイティ(Warren Beatty) photo :  AFLO

ギレルモ・デル・トロ、封筒の中身を見せて「本物だよ!」

昨年のアカデミー賞では最優秀作品賞が間違えて発表されるという前代未聞の大事件が起きた。今年、最優秀作品賞のプレゼンターを務めたのは、なんと前回に引き続きウォーレン・ベイティとフェイ・ダナウェイ。「”また”お会いできて嬉しいです」と自虐的に挨拶したビーティに、会場のセレブたちは温かく拍手!

そんなベイティとフェイの口から発表されたタイトルは『シェイプ・オブ・ウォーター』。今年は見事(?)間違えずに発表できたようで、ざわつくスタッフが舞台上で右往左往する騒ぎもなし! それでも壇上に上がり受賞者が書いてある封筒とトロフィーを受け取ったデル・トロ監督は念のため中身を確かめ、「本物だよ!」。

ジミー・キンメル(Jimmy Kimmel)、ギレルモ・デル・トロ(Guillermo del Toro) photo : AFLO

受賞スピーチでは「私は移民です。この業界で一番素晴らしいことは、砂に描かれた線を世界中が深くしようとしているときそれを消す手助けができること」。ドナルド・トランプ政権誕生から1年、アメリカ国内や世界中で深まりつつある分断について触れたデル・トロ監督。女性や移民、同性愛者などマイノリティとされる人たちと一体になろうという、今のハリウッドを象徴するスピーチと言えそう。

text: Yoko Nagasaka

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