きっかけとなったのはアメリカの動物保護団体、アメリカ動物福祉協会の発表したレポート。2週間前に大型量販店のコストコに卵を卸している業者が、劣悪な環境で鶏を飼育しているという調査結果を発表したそう。なんと一部のケージには鶏の死体がそのまま放置してあったとか……。

この調査結果を知ったライアンはコストコのCEOに公開書簡を送付。「牧草地に放牧されているニワトリの絵が描かれたパックに(こんな)卵を入れて、コストコが販売してきたことに驚いています」というライアン。「すでにコストコでは放牧して飼育した牛や豚を販売しています。ニワトリたちも同じような寛大な措置を受けるべきだとは思いませんか？」と問いかけたそう。一見ジョークのようにも聞こえるけれどもちろん真面目。最後に「たくさんの企業が人道的な製品に対する社会の需要に答え、透明性を高めています。コストコも完全にケージを使わずに生産した卵を販売する計画を立ててくれることを望みます」と主張しているそう。

これに対するコストコの反応はまだないみたいだけれど、今後の同社の反応を見守りたいところ。コストコの卵が値上がり、その分なんだか美味しくなったらライアンのおかげかも。