海外セレブゴシップ 2017/10/30(月)

再び全面公開が決定! ジョン・F・ケネディ暗殺事件についてわかった5つの新事実

現地時間10月26日(木)に公開されたジョン・F・ケネディ元大統領暗殺事件に関する機密文書。3000以上の公開文書の精査が進む中、新事実に注目が集まっている。また、ドナルド・トランプ大統領が再び「全面公開を約束する」と表明していることもわかった。

ジョン・F・ケネディ元大統領(John F. Kennedy)、ジャクリーン・ケネディ(Jacqueline Kennedy)photo : AFLO

先週3000以上の機密文書が公開され、謎の解明に期待がかかるジョン・F・ケネディ元大統領暗殺事件。公開前には、新たな事実は出てこないだろうという見方もあったけれど、マスコミの解読が続く中、早くもこれまで知られなかった5つの事実が明らかになったという。 

1. 暗殺25分前に予告する匿名の電話がかかってきていた

イギリスの新聞「ケンブリッジニュース」に暗殺事件が発生する25分前に電話がかかってきていたという。当時のFBI副長官ジェームズ・アングルトンがFBI長官ジョン・エドガー・フーヴァーに宛てたメモの中に記載されている。「電話をかけてきた人物は『ケンブリッジニュース』の編集部員に対して『ロンドンのアメリカ大使館に重大な知らせがあると電話をかけるべきだ』とだけ言って切った」。

ジョン・F・ケネディ元大統領(John F. Kennedy)、ジャクリーン・ケネディ(Jacqueline Kennedy)photo : AFLO

2. ケネディの暗殺を予測している人物がいた

事件の1週間前にニューオーリンズのあるバーで「『ケネディ大統領は3週間以内に暗殺される。100ドル賭けてもいい』と話している男性客がいた」とシークレットサービスに通報していた男性がいたことが明らかに。シークレットサービスが残したメモには「通報者は男性客が酔っていたことから注意を払わなかったけれど、事件後に重要なことなのではと思い報告した」と書かれている。ニューオーリンズと暗殺事件の起きたダラスが直航便で1時間半程度の近さであること、またニューオーリンズは当時アメリカと緊張状態にあったキューバとも近いことを考えると、関連性があってもおかしくないとみられている。 

3. 暗殺特別調査委員会はキューバとの関連性を否定していた

当時から、CIAが対立関係にあったキューバのフィデロ・カストロ大統領の暗殺計画を進めているという噂が流れていた。そのため、キューバが報復としてケネディを暗殺したのでは? という説が今も根強く残っている。しかし今回の文書で、アメリカ政府の暗殺特別調査委員会がキューバとは関係がないと結論づけていたことが明らかに。調査委員会の文書には「委員会はカストロがケネディ大統領の暗殺を企てたのではないと考える。なぜならそのような行動は、もし発覚すればアメリカ合衆国にキューバを壊滅させる口実を与えるからである」と書かれているという。

4.暗殺事件にCIAが関与していたかどうかの証言が失われている

リチャード・ヘルムズ元CIA長官は1975年に調査委員会に召喚され、暗殺にCIAが関与していたのかどうかについて質問されている。調査文書にはまず質問が残されている。「最後の調査は、何らかの形でCIAがケネディ大統領の暗殺事件に関わっていたかどうかに関連したものです」「ケネディ大統領の暗殺に関連する情報は何かありますか? (実行犯として逮捕された)リー・ハーヴェイ・オズワルドがCIAのエージェントであることを示すような……」。なんと文書はここまで! 質問の途中でいきなり文章が終わり、肝心の答えが記されていないことが明らかになった。 

ジョン・F・ケネディ元大統領(John F. Kennedy)、ジョン・エドガー・フーヴァー元FBI長官(J. Edgar Hoover)、ロバート・ケネディ元司法長官(Robert Kennedy) photo : Getty Images

5.ジョン・エドガー・フーヴァー長官は、オズワルドが暗殺犯だと世間を納得させたかった

実行犯として逮捕されたリー・ハーヴェイ・オズワルドは刑務所に移送されるときに銃撃され、死亡している。死亡数時間後にフーヴァー長官が「オズワルドが死ぬ前に罪を自白していればよかった」というメモを残していたことが明らかになった。また「FBIは自白が取れなかった。そのため、フーヴァー長官には『オズワルドが本当の暗殺犯であると世間を納得させられるような声明を出したい』という切迫した要求が残されてしまった」と書かれたメモもあるという。

これらの事実が明らかになる中、トランプ大統領は態度を一変! 先週は政府機関から「国家の安全保障上の問題がある」と要請され、全面公開を中止していた。でも、それから1日経った現地時間10月27日(金)の夜には「情報公開と透明性を実現し、陰謀説に片をつけるため」「文書で言及されている存命中の人物の名前や住所を除き、すべてを公開する」とツイート。全面公開を土壇場で中止したことから、トランプ大統領に対する批判の声が高まっていたため、それをどうにか収めようとしているもよう。方針をコロコロ変え、世界中を振り回すトランプ大統領。今回のツイートを本当に実行に移すのかを含め、続報に要注目! 

text : Yoko Nagasaka

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