海外セレブゴシップ 2017/11/17(金)

ジェニファー・ローレンス、「ややこしい女優」と言われた過去を明かす

雑誌『ハリウッドリポーター』による女優たちの座談会「アクトレス・ラウンドテーブル」。エマ・ストーンやジェシカ・チャステイン、シアーシャ・ローナン、メアリー・J・ブライジ、アリソン・ジャニー、ジェニファー・ローレンスが出席、現在のハリウッドについて語った。ジェニファーが、間違ったことを間違っていると指摘できない業界の体質について明かしている。

ジェニファー・ローレンス(Jennifer Lawrence) photo : Getty Images

セクハラの告発が続くハリウッド。今回の座談会でジェニファー・ローレンスはセクハラ以外にも、いじめがあることを指摘している。

「こういうことがあったの。自分を守るために監督に立ち上がろうと決意した」と、ひどい言い方をした監督に抗議した経験を話し始めたジェニファー。「その後、現場でトイレに行ったらプロデューサーの1人が私を止めてこう言ったの。『あなたが言っていたことがマイクを通して聞こえたけれど、あれは本当に失礼よ』。そんなことはなかったけれど、私はクビになる危険にさらされた。何か失礼なことを言った監督に『そういう言い方はしないで』って言ったことで、私は罰を受けた。もう二度と仕事がこなくなるのではないかと怖くなったわ」。

間違ったことや嫌がらせに対して声を上げると、キャリアの危機につながるということ。エマ・ストーンが「扱いが難しい“ややこしい”人になってしまうのよね」というと「そう、私はややこしい悪夢のような人って言われた」と明かしたジェニファー。「多くの人が声をあげない理由は、仕事がこなくなることを怖がっているからだと思う。『それは間違ってる』って言えて、それに対して誰かが何か行動する、そういう環境が必要よ。『間違ってる? じゃあ君はクビだ』って言われるのではなく」という指摘も。

 

courtesy of Hollywood Reporter via Instagram

プロデューサーのハーヴェイ・ワインスタインのセクハラ行為の報道から始まった一連の告発を通して、ハラスメントはアメリカだけでも映画界だけでもなく、世界中のあらゆる職場の問題だと議論されている。間違った行為に声を上げることが大切だとはわかっていても、それができない経験をしたことがある人もいるのでは? 改めてジェニファーの指摘を考え直したい。

text : Yoko Nagasaka

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