海外セレブゴシップ 2013/1/31(木)
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スティーブ・ジョブズの「フルータリアン・ダイエット」を行ったアシュトン・カッチャー、病院へ搬送される

現代のグル、アップル社の創始者スティーブ・ジョブズの伝記映画『jOBS(原題)』で、ジョブズ演じるアシュトン・カッチャーが、ジョブズが行っていた「フルータリアン・ダイエット」を真面目に行った結果、病院に搬送されるという事件に!

アシュトン・カッチャー(Ashton Kutcher) photo : Splash/AFLO

「フルータリアン・ダイエット」とはジョブズ自身が密かに行っていたダイエット法で、主にフルーツのみを食べ続けるダイエット方法のこと。役作りのためにアシュトンが、ジョブズの愛したこのダイエット法を忠実に再現したところ、体調が悪化。病院に搬送される羽目に。
 
先ごろ開催されたサンダンス映画祭で行われた同映画のプレミアでアシュトン・カッチャーは、「まず最初に、『フルータリアン・ダイエット』は、深刻な症状を起こす危険性がある。僕は映画撮影のわずか2日前に入院することになっちゃったんだよ。僕にとっては“泣きっ面に蜂”ってところだよ。僕の膵臓は完全にダメになるくらいのレベルまで悪化(ヒイッ)していた。それは本当に恐かったよ……それから起こるすべてのことを考えるとね」
 
で、でしょうね……。実際、スティーブ・ジョブズは膵臓癌で亡くなっているから、恐怖感倍増。しかもこの映画、ジョブズの若き日を描く映画だから、推測するとなんとなく彼の早すぎた死を招いた理由がわかってくるような……。
 
でもこの映画、アップルフリークには概ね不評のようで、特に共同創始者のスティーブ・ウォズニアックは「僕が見たものはあの時代にあった事実からまったくかけ離れたことばかりだったよ」と酷評。
 
実はほかにもスティーブ・ジョブズの伝記映画のプロジェクトは進んでいて、ソニー・ピクチャーズがジョブズ死後に出版され大ヒットとなったウォルター・イザークソンによるアップル公認の伝記本を元にし、アーロン・ソーキンが脚本を書く作品の製作が決定している。
 
ジョブズ本人は生涯を通じてこの「フルータリアニズム」に傾倒していた。内容は、口にするものすべてをフルーツやナッツ、種子類などに限定するというもの。このダイエット方はジョブズの最初の天才的な発明に効果を発揮したといえなくもないけれど、ABCニュースとイザークソン氏の伝記によれば、「(フルーツは)彼の会社の名前のインスピレーション源となっただけではない。『僕はあるフルータリアン・ダイエット中だったんだよ』と、会社の名前を『アップル』にした理由を(イザークソン氏に)明かした」という(あ、つまり昔流行った「リンゴダイエット」ね……安易)。
 
最近の研究によると、「炭水化物を摂らない」など極端に偏った食物摂取方法によるダイエット法が、ダイエットに効を奏さないばかりか、健康面にも影響を及ぼすとも伝えられているし、アシュトンの(ほぼ)元の妻、デミ・ムーアもダイエットで倒れ、グウィネス・パルトローもダイエット疲れから「もうダイエットはしないことが目標」と宣言。現代の日本女性も、ダイエットなどによる偏った食生活で、成人女性が健康的に生きていくのに必要なカロリー及び必須栄養素を摂れていなく、栄養失調状態に陥っている場合も少なくないとここかしこでいわれているし、やっぱり何かに偏るダイエットは特殊能力をもつ人以外は避けたほうがよい?
 
危機感をもったのかいつもニュートラルで知られる『TIME』誌ですら、辛口コメントでこの報道を締めくくっている。
 
「天才的なインスピレーションが降ってきたときに、ジョブズはリンゴ畑の中で転んじゃったのかもね」

text : Ryoko Tsukada

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