海外セレブゴシップ 2013/2/5(火)
海外セレブゴシップ

『世界でひとつのプレイブック』のブラッドレイ・クーパー、「賞」だけではない役者としての喜びを語る

映画『世界でひとつのプレイブック』のために、全世界を訪問中のブラッドレイ・クーパー。そのことで、賞レースよりも素晴らしい何かを発見したよう。

ブラッドレイ・クーパー(Bradley Cooper) photo : 2011 Jeff Vespa

「様々な州や国々を訪れて、たくさんの人たちと語ってきたんだけど、それは実際、この映画で自分が何者なのかを知る気分だったよ」と現地時間1月31日、テレビ番組で語ったブラッドレイ・クーパー。
 
監督のデヴィッド・O・ラッセルがどのように精神疾患を映画の中で描いたか、つまり、正しい支援システムがないのなら、自分自身を打ちのめすことはない、ということだった。
 
「(精神疾患であるということは)非常に強い汚名を着せられているよね。簡単に直せる病ではないんだ。それは単なる状態のことを示しているだけ。例えば、もし僕たちが癌に侵されて、ステージ4にあると診断されたら、まあ……もう手遅れだよね。だから望むらくは、この映画がそういう兆候にある人たちがもっと治療を受けやすくなるための手助けになればいいと思ってるんだ」
 
劇中でブラッドレイが演じたのは、本人が語るところの「強いストレスによってもたらされる強い気分の揺れと奇妙な思考をもつ」双極性障害の主人公。
 
ワシントンDCのウォルター・リード米軍医療センターで行われる上映会では、PTSDに悩む50人の退役軍人らと質疑応答を交わす予定。
 
「これのいちばん素晴らしいところはね、彼らに直接リーチできるということだけでなく、みんなに『自分もそこに含まれてていいんだ』と感じてもらうことができることなんだ。行くのが待ちきれないよ」と語った。
 
自由の国とはいえやはり精神疾患はまだ簡単に「カムアウト」できることではないらしい。タブーに切り込む、その精神がイケメン、ブラッドレイ。

text : Ryoko Tsukada

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