日本時間2月4日朝8時から開始された第47回スーパーボウル。今年はボルチモア・レイブンズ対サンフランシスコ・フォーティーナイナーズという好カード。もちろん勝負の行方も気になるけれど、スーパーボウルのもうひとつの醍醐味といえば、国歌斉唱やハーフタイムショーに出演するアーティストの豪華さと、超プレミア高視聴率番組枠で提供される各企業入魂のテレビCM。
 
アリシア・キーズが国歌を、そしてジェニファー・ハドソンが先ごろの悲痛な銃撃事件の被害にあった小学生らと第二の国歌「America is Beautiful」を歌った当たりから観衆はもちろん大盛り上がり。
 
ハーフタイムショーでビヨンセが、5年ぶりにデスティニーズ・チャイルドのメンバーとステージに立ったときに、その興奮はクライマックスに。
 
衣装はルービン・シンガーによるカスタムメイドのセクシーなレザー・ボディドレス。セットリストは「Love on Top」、「Crazy in Love」、「End of Time」、「Baby Boy」その後、ミシェル・ウィリアムズとケリー・ローランドが加わって 「Bootylicious」、「Independent Women Part I」、「Single Ladies」を歌うという大サービス。最期の曲は「Halo」という圧巻のステージだった。
 
で、どこがどう圧巻だったのかというと、何とこのハーフタイムショーが終了した直後、会場のアリーナが停電（！）、後半試合開始が35分間遅れるというハプニングが発生。これについては夫ジェイ・Zがすかさず「停電だよ！　何か質問は？」と先だって行われた“口パク疑惑”に関するビヨンセのインタビューをパロってツイート。さすがこの停電騒動にはびっくりしたのか、多数のセレブが「ビヨンセすごすぎ!!」とツイートに連投するありさま。
 
しかし、もちろんこれで終わるビヨンセ様ではない。なんとショー終了後、自身のウェブサイトで「Mrs. Carter Show World Tour！」と題されたワールドツアーの日程を発表。テレビでタダであれだけのすごいティーザーパフォーマンスを見せつけられたら、そりゃ買いますよ、ツアーチケット……。
 
このハーフタイムショーのため3カ月間もリハーサルしてきたビヨンセ。リハーサル時のすっぴん姿も紹介し、「カワイイ」と話題に。
 
ちなみにこのショーは伝統的にノーギャラ。つまり手の込んだセットも、停電を起こすほどの舞台効果もすべてビヨンセ持ち出し。なのに投資回収効果はばっちし。さすが……すごすぎるビヨンセ……。