ハリウッドでは新進女優が次々とブレイク中だが、この秋の話題作でも注目の若手女優たちが活躍している。
 
まずは、全米でひと足早く公開して大ヒット中の『スーサイド・スクワッド』。今年は、『バットマン vs スーパーマン　ジャスティスの誕生』、『シビル・ウォー／キャプテン・アメリカ』、『デッドプール』、『X-MEN:アポカリプス』など、アメコミ原作の大作が公開されたまさに“アメコミ・イヤー”。もっといえば、DCコミックスVSマーベル・コミックという2大アメコミ・ブランドの対立構造があるのだが、『スーサイド・スクワッド』は、バットマンやスーパーマンといったおなじみのヒーローを有するDCコミッス系の作品だ。
 
世界崩壊の危機に際して、狡猾な政府の高官アマンダ・ウォーラーは、スーパーヒーローたちによって捕らえられた極悪犯罪者たちを集め、最強チームを結成する。アンチ・ヒーローチームは、“減刑”と引き換えに命がけのミッションに挑む……というストーリーだ。
 
ウィル・スミスやジャレッド・レトといったスター俳優が結集するなか、ヒロイン（？）のハーレイ・クイン役に抜擢されたのがマーゴット・ロビー。『ウルフ・オブ・ウォールストリート 』でレオナルド・ディカプリオの妻役を演じ注目を浴びたマーゴットだが、今回は、悪徳のプリンス「ジョーカー」に恋したために、精神科医から凶暴＆セクシーな犯罪者に転落したダーティプリンセス、ハーレイ・クインを演じた。
 
キレまくっている凶暴なキャラにもかかわらず、クールでカワイイ！と原作ファンだけでなく、ファッショニスタたちからも絶賛の声多し。ファッショニスタといえば、物語の鍵を握る魔女「エンチャントレス」を演じているのがトップモデルのカーラ・デルヴィーニュ。キーラ・ナイトレイ主演の『アンナ・カレーニナ』以来、女優業にも進出しているカーラだが、こちらのキャリアも邁進中だ。