コンペで目立つのは伝記＆実話もの

さて、今年のコンペティションの監督陣は以下の通り。
 
マイク・リー、ケン・ローチ、ベルトラン・ボネロ、ミシェル・アザナヴィシウス、オリヴィエ・アサイヤス、ジャン＝ピエール＆リュック・ダルデンヌ、アリーチェ・ロルヴァケル、ジャン＝リュック・ゴダール、アンドレイ・ズビャギンツェフ、ヌリ・ビルゲ・ジェイラン、河瀬直美、デヴィッド・クローネンバーグ、グザヴィエ・ドラン、アトム・エゴヤン、トミー・リー・ジョーンズ、ベネット・ミラー、Damian Szifron、アブデラマン・シサコ。
 
カンヌ常連のベテラン勢の名前がずらりと並んでいます。オープニングも伝記映画ですが、ベルトラン・ボネロは、20世紀を代表するデザイナー、イヴ・サンローランの伝記だし、マイク・リーもイギリスの風景画家ターナーの人生を描いたもの。さらに、出世作『カポーティ』で米国の作家トルーマン・カポーティの伝記を手掛けたベネット・ミラーは、実在のレスラー殺人の犯人を描くなど伝記、実話ものが目立ちます。
 
ところで、コンペティション部門に負けず劣らず、華やかなのが今年の審査員団。審査員長のジェーン・カンピオン監督（ニュージーランド）、以下、フランスの女優キャロル・ブーケ、米国の監督のソフィア・コッポラ、イランの女優レイラ・ハタミ、韓国の女優チョン・ドヨン、アメリカの俳優、ウィレム・デフォー、メキシコの俳優ガエル・ガルシア・ベルナル、中国の監督ジャ・ジャンンクー、デンマークの監督ニコラス・ウィンディング・レフンと今をときめく映画人ばかり。今年は審査員の動向にも注目です！