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“アンチ・ハネケ派”にも愛される人間ドラマ

去年のカンヌ国際映画祭でパルム・ドール(最高作品賞)を受賞、フランスのセザール賞では主要4部門を制覇、先日行われたアカデミー賞でも外国語映画賞を受賞した『愛、アムール』。『白いリボン』でもカンヌでパルム・ドールを受賞しているオーストリアの巨匠ミヒャエル・ハネケが、フランスで撮った最新作だ。
 
ハネケといえば彼の名前を世の名に知らしめた『ファニーゲーム』(1997年※2008年には米国でUSA版としてリメイクされた)など残忍な暴力シーンで悪名高いため、苦手と公言する人も多いことで有名。けれど、この作品は、そんな“アンチ・ハネケ派”の人にも愛されるであろう人間ドラマだ。

「巨匠ミヒャエル・ハネケが描く、老夫婦の“最期の愛”」トップへ

text : Atsuko Tatsuta

  • 『愛、アムール』
    監督・脚本/ミヒャエル・ハネケ
    出演/ジャン=ルイ・トランティニャン、エマニュエル・リヴァ、イザベル・ユペール
    配給/ロングライド
    公式サイト/http://ai-movie.jp/
     
    2013年3月9日(土)~、Bunkamura ル・シネマ、銀座テアトルシネマ、新宿武蔵野館他全国ロードショー

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