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マフィア映画さながらの半生

ディラン・マクダーモット

5歳のときに母親を亡くし、祖母に育てられたディラン。15歳で出産した母親ダイアンはディランの父親と別れた後にジョン・スポンザと交際していたが、彼はマフィアの一員。ディランや妹たちに対しては父親のように接していたけれど、キレやすい性格が災いしてささいなことでダイアンを射殺したようだ。その後、ディランは祖母に引き取られたものの、祖母が住んでいたのは犯罪多発する貧困地区。一生こんな場所で腐り果てたくないと考えたディランがNYでバーテンダーとして生きる実父を探し当てたのも当然。とはいえ父親はアルコール依存症だったので、更生させるのもひと苦労だった。俳優として成功していた2012年にようやく警察がダイアン殺害でスポンザを起訴できる証拠を特定。しかし犯人スポンザは1972年に射殺されて車のトランクに入れられているのを発見されていた、というオチ。スコセッシのマフィア映画もかくや、の半生なり。