2015/1/7(水)
冬こそ“漢方発想”でキレイの根本力を鍛え上げる!
「身体の内側から美しく」――そんなトータルビューティを叶える、漢方発想の美容事情にフォーカス!
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冬には冬の食材が、キレイと元気の原動力に
漢方というと、あの苦い煎じ薬のことを思い浮かべがち。けれど漢方発想の基本は、人間も自然の一部であると認識し、本来持っている力を自然の力によって高め、保つことにある。よって、ただひたすらに頑張って体を酷使するのではなく、ときには養生し、気・血・水のバランスを整えることが肝心。これらのバランスが崩れると肌や体の不調が生じ、キレイと元気を保つことはできなくなってしまうのだ。特に大切なのが、食生活。今や年間を通して同じ食材が店頭に並び、毎日の食事に季節感を取り入れることは少なくなった。けれど、腎、すなわち腎臓や泌尿器系、婦人科系、内分泌系の働きが低下しやすい冬は、胃が疲れやすく腰痛やだるさ、冷え、白髪などが発生しがち。エネルギーを補給する黒豆や黒ごま、海藻、蓮根、里芋などの黒い食材を積極的に摂りたい。旬の食材が、それぞれの季節の体調に適していることを念頭に置き、“いつもと同じ”にしないことが、漢方発想ライフの第一歩だ。
text : Mayumi Kurata
photo:Chifuyu Aizawa(Q’s)