4/4

美肌力も高めるポリアミンは、伝統的な食生活からつくられる

一昨年あたりから、インフラメイジング（炎症加齢）に着目したスキンケア化粧品が数多く開発されている。この考え方は、医学分野からきたもので、肌や体の内部で生じている慢性的な微弱炎症が、老化やトラブルの引き金になっていることに由来する。その微弱炎症を鎮める物質として今、注目されているのがポリアミンというアミノ酸の一種。これは、食物により腸内でつくられ、毛細血管から吸収されて全身を巡り、肌にも届くという成分。ポリアミンを増やすために効果的な食材は、全粒粉や胚芽、豆類、ナッツ、キノコなど。また、納豆や味噌、熟成したチーズなどの発酵食品も効果的。これらを毎日摂ることで、肌や体の免疫力が高まり、微弱なダメージ（炎症）を起こしにくい状態に整えることができる。逆に、カップ麺やファストフード系は、ポリアミンを急激に減らしてしまうというから要注意。つまり、昔ながらの食生活を送ることが、有効的なアンチエイジングになるのだ。