“ヴィクシービューティ”に歴史あり! セクシー&ヘルシーな美が完成するまでの軌跡
2016/11/17(木)
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2015年~

みんな違って、みんないい! 美は多様性の時代へ

そして昨年開催された記念すべき20回目のショーでは、モデルの個性や多様性を活かすという方向性が打ち出されたのは記憶に新しい。メイクはより素顔に近づき、顔の造作を操作する目的ではなく、より笑顔が輝くように巧みに光や血色を仕込んだものに。メイクを担当したのは、「資生堂」のアーティスティックディレクターも務めるメイクアップアーティスト、ディック・ページ。ベースにはコントアーやルミナイザー、シェーディングさえも使わず、血色を表現するチークをメインに据えた。目元は、つけまつ毛の代わりに極細のアイライナーと一度塗りのマスカラ、インサイドのハイライトで軽めに仕上げ、潤いを感じる程度の少量のリップグロスを乗せたそう。

ヘアではヴィクシービューティの要ともいえるビーチウェーブをつくる最終兵器“ビーチウェーバー”が登場! ボタンを押すとアイロンの軸の部分が回転し、髪が巻き込まれていくので、テクニックなしで超簡単にゴージャスヘアを作ることができるとバックステージで大活躍した。

ビーチウェーブが更なる進化を遂げる一方、アンゴラ出身のマリア・ボルゴ(中)のバズカットも話題に。ロングヘアが基本のヴィクシーショーにおいて、ここまで短いヘアで出演するのは異例なことだけれど、つねに自分らしい美しさを貫くことの重要性を発信する機会となった
 
また、ヘルシーボディが自慢のジジ・ハディッドも2015年からヴィクシーショーに出演。「太り過ぎ」と罵られていたという過去を乗り越えて、世の中のボディイメージが変わろうとしていることを証明してみせた。
 
いまや世界が注目する巨大イベントとなったヴィクシーショーの影響力は、計り知れないもの。今年はどんなヘア&メイクで華を添えてくれるのか楽しみにしつつ、女性に勇気を与える新たなメッセージが打ち出されるのも期待したい!

photo : Getty Images,Aflo

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