薫森さんが提案したのは、ミディアムレングスに設定した前下がりボブ。
 
「ショートボブまでカットして、思いっきりシャープな印象に引き寄せるのも、大胆なイメージチェンジになるし、それも似合うとは思います。でも、彼女が持っている柔らかい印象を生かすために、少し長めの前下がりボブにカットしました。彼女は少しクセっ毛なので、まとまりやすいようヘアに重みを出し、しっかりとしたベースの形を作っていますが、モードなヌケも欲しい。そこで、毛先はエアリーにカットして、遊び心のあるハネをプラスしました。このゆるさが、“頑張りすぎない”おしゃれ感に繋がっていると思います」（薫森さん）
 
春にぴったりな、軽やかなヘアスタイルに大胆チェンジを遂げたKAORIさん。エフォートレスな質感のヘアで、こなれた雰囲気に仕上がっただけでなく、見た目にも若返ったように感じられる。
 
「カウンセリングのときから、私が普段悩んでいた髪事情をズバリと当てて、『この人は神様なんじゃないか!?』と驚きました（笑）。長く伸ばした髪をバッサリと切るのはやはり勇気がいったけど、薫森さんだったから安心して任せられました。カットしただけなのに、髪質が変わったんじゃないかって疑うくらい、ヘアにまとまりが出たのも驚きでした。これなら毎朝のセットも、自分で簡単に出来そう！　やっと素敵な大人の女性になれた――30歳を目前に、いまそんな気持ちがします」（KAORIさん）