【PART1】この春、ワタシを変えるヘアに出会う!

「髪を切って、新しい自分に出会いたい」――顔のタイプも、好きなファッションも、性格も異なる3名の女性たち。そんな彼女たちが、いままで知らなかった“新しい自分”を求めて、サロン業界を牽引するヘアのマエストロたちの元をを訪れた。それは、自分史上最高のヘアストーリーのはじまり。

■CASE1:軽やかに、しなやかに……春の最旬ミディアムボブ  

「性格がズボラだから、ショートやボブは手入れが大変かなって……。だから、ずっとロングヘアをキープしていたんです。それに、顔の大きさがコンプレックスだったから、ロングだとフェイスラインが隠せる気がして。でも30歳を迎える今年、自分のなかで何か“新しい変化”が欲しくて。だから、髪を切りたいと思ったんです」――そう話すのは、ウェブ関係の仕事に携わるKAORIさん。
 
フェミニンで優しげな顔立ちが好印象のKAORIさんは、胸下まで伸ばしたスーパーロングヘアがトレードマーク。だけど、スカスカとした毛先のロングヘアは、どこか寂しげな印象にも見せていた。そんな彼女が運命のヘアチェンジを託したのは、女性らしさと程よいモード感のミックススタイルに定評のある、人気サロン「Rougy」の店長、薫森正義さん。数年ぶりのヘアカットに不安を募らせながら、緊張の面持ちで、サロンに足を踏み入れた。

「どんな人でも、似合わないヘアってないと思うんですよ。ショートでもボブでも、その人に似合うように、素敵な髪型を作ることは可能です。でも、ヘアの“形”が素敵でも、その髪型が本人の“キャラ”に馴染んでいなければ、結果的にそれは似合ってない。だから、その人の話し方だったり持っている雰囲気を感じ取って、個性に寄り添ったヘアスタイル提案を僕は大切にしています」と語る薫森さん。
 
「KAORIさんは、毛が細くて髪色や目の色素も薄い。とても柔らかい雰囲気をもっているから、そこを生かすのが良いと思いますね。彼女のフェミニンなイメージは残しながら、コンサバティブに偏らず、モードなヌケ感を出してエフォートレスに仕上げるのがオシャレなんじゃないかな。それに彼女、首がとても綺麗だし、ロングヘアで隠しているのはもったいない。ミディアムボブまでカットして、軽やかな春を迎えましょう」(薫森さん)

  • 薫森(しげもり) 正義さん/店長

    Rougy
     
    東京都港区南青山 3-10-32 Aoyama Morita bldg1F
    tel.03-6804-6082
    営業時間/
    火~木 11:00~20:00
    金 12:00~21:00
    土・日・祝 10:00~19:00
    定休日/月、第1・3火
    ※月曜が祝日の場合は火曜休み
    http://www.rougy.jp/

  • 沼端 ちはるさん/スタイリスト

    この人にも注目! 「Rougy」イチオシの若手スタイリスト、沼端さんにASK
     
    「お客さまが笑顔のときに、その人に似合うポイントや良さは引き出せると思っています。なので、お客さまにリラックスしてヘアチェンジを楽しんでもらうために、自分自身も常に笑顔でいるように心がけています。私は特にショートヘアが得意なので、この春はぜひ、カールのニュアンスを効かせたショートボブをおすすめしたいです。ちょっとした毛先の質感の変化で、一気におしゃれ感がアップするので、ぜひ個性を忍ばせたスタイルにチェンジしていきましょう!」

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photo : SHUN YOKOI/t.h.i.d.a

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