特集(エディターズPICK)
2016/10/28(金)

心の声に正直に生きて! 「ラッシュ」がワークガールに発信する、ポジティブなメッセージとは?

鮮度や素材にこだわったスキンケアやボディ、ヘアケアプロダクトを発信することで、豊かなライフスタイルを提案している、英国発の自然派コスメブランド「ラッシュ」。スタッフは明るく生き生きと働き、ショップはいつも笑顔であふれているのが印象的だ。そんな「ラッシュ」ならではの働き方の秘密を探るべく、2016年9月13日(火)、14日(水)にロンドンで開催された「UK Creative Showcase」に潜入。創立者のマーク・コンスタンティン氏とロウィーナ・バード氏に話を聞いた。ポジティブでクリエイティビティあふれる独自のワークスタイルや、日本のワークガールに向けたエネルギッシュなメッセージは必読!

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photo : LUSH JAPAN / Takumi Fukushima

人生という旅をハッピーにできるかどうかは自分次第!

日本取締役も兼務しているロウィーナ・バード氏に、ワークガールへのメッセージを聞いた。
 
--ロウィーナさんから見た、現在のワークガールの環境は?
 
英国や日本などでは女性を取り巻く働く環境はよくなっていると思うし、このまま続くといいと思っています。理想的には、男女平等はもちろんジェンダーフリーで、仕事に一番適している人がそのポジションにつくべき。ただ世界的にはまだ平等とはいえません。「ラッシュ」では社会貢献の一環として、アフリカ、ガンビアの女の子の教育支援を行っています。将来もっと男女の差なくボーダーレスで働くことを可能にするために、女性の教育は重要だと考えているからです。
 
--日本のワークガールへ、アドバイスをください!
 
日本のスタッフと仕事をするようになり、最初は、正直な意見を言ってもらえない雰囲気があまりに英国と違い、驚きました。「“本音と建前”があるのもわかるけど、本音を言ってほしい! “出る杭は打たれる”からといって発言しないというのは絶対にやめてほしい!」と、言い続けてきた甲斐あってか、「ラッシュ」のスタッフに限って言えば、意見をハッキリ言ってくれるようになりました(笑)。なので、日本の女性はぜひ自分の考えを声にしてください! 謙虚なのはわかるけれど、どんなに素敵なアイディアも口に出さなければ始まらないし、前に進めない。それから、長時間働くのも考えものね。1日8時間働いたら帰って、友達と遊んだり、家族と一緒に過ごすべき。もっともっと外に出て、積極的に声をあげて、人生を楽しんでほしいわ。だって、みなさん、すばらしい素質をもっているのだから!

−−女性の幸せにとって一番大切なこととは何だと思いますか?

自分の心に素直に従うこと。そして、それを実行していくこと。心から好きでやっているというものがないと、人はなかなか幸せを感じられないものです。自分のことを考える時間をつくり、妻や母という前にひとりの人間として何を望んでいるのかを知る、考える。人生は旅のようなものだし、行き先はもちろん、その旅をハッピーなものにできるかどうかも自分次第。私が今幸せでいられるのも、ここにくるまで自分で道を選び努力もしてきからこそ。女だから、もういい年齢だから、なんて言っていたらできなかったと思うわ。周囲や環境のせいにするのではなく、自分の人生に責任をもって! 自分が望むことを手に入れるためには、あらゆる状況を変えられるはず。嫌なことだって自分の意思で止められる。ハッピーではない仕事だったらやめて次へ動けばいいし、住環境が嫌だったら引っ越せばいい。自分が置かれた状況に甘んじるのではなく、好きな人生になるようにどんどん変えていくのもひとつの考えよ。だから勇気を出して! 自分の人生の旅を幸せにできるのは自分だけよ。

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photo : LUSH DIGITAL ,text : Shiho Amano

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