セレブがハマる禁断のメイク術“クラウン・コントゥアリング”を詳説
ここ1年海外で激しくバズった、“劇的ビフォア&アフター”なメイク術。その名も“クラウン・コントゥアリング”。基本テクニックは普段のものと同じはずなのに、モード界では「絶対に流行ってはいけないメイク術」と言われるなど賛否両論。この話題のメイクアップテクを詳説!
やる? やらない?
実践するならキム専属メイクの10の鉄則を守るべし!
でも、いくらやり方がわかっても、このヘビーメイクを健康的に美しく実践するためには注意が必要。キムの専属メイクアップアーティストのマリオ・デディヴァノヴィックが『ハーパース・バザー』でシェアしたキムのメイクアップルーティーン……というより“10の掟”に近いティップスを以下に翻訳。これを守って上手に楽しんで!
鉄則1:ヘアは必ずメイクの後
ヘアスプレーなどのスタイリング剤が肌につくのを防ぐための鉄則。ヘアを先にしてしまうと、ベースメイクを大量に使うこのメイクは絶対できないとのこと。
鉄則2:メイクアッププライマーをリッチな保湿クリームにチェンジ
マリオが使っているのは「キールズ」の“ウルトラ・フェイシャル・クリーム”。肌とメイクアップの間にバリアを作らないためだとか。
鉄則3:ファンデーションは見えるところ全てにつける
顔全体は言うに及ばず、普段でも耳たぶ、首、デコルテ、腕、足は当たり前。レッドカーペットなどのビッグイベントには全身をメイクするそう。アルコールが入る夜のイベントには耳たぶにつけると赤く見えず効果的なんだとか。しかし、身に着ける服にはかなりダメージがありそう……。
鉄則4:眉毛にもグラデーションを
キムのメイクで特に時間がかかるのが眉。ソフトなブロンドブラウンを内側に使うと濃くなりすぎず、のっぺり眉毛を防げるそう。
鉄則5:目元もクリームが先、パウダーが後。
クリームアイシャドウの後にパウダーをつける方が陰影が出るため、目元にもメイクアッププライマーは使わず、クリームシャドウを直接つけてから、パウダーで陰影を。
鉄則6:アイライナーは3種使い!
ペンシルライナー、リキッドライナー、クリームライナーで鉄壁のアイラインを構築。
鉄則7:目の下のクマはコンシーラーを逆三角形使い
ラインに沿ってつけてしまいがちなコンシーラー。実際には目の下から逆三角形にコンシーラーをつけ鼻の方までぼかし、その上からルースパウダーをつけたスポンジでコーティング。これが絶対に崩れない裏技。
鉄則8:エクステ? いいえマスカラですから
目の周りが明るくなってアイメイクが映えるので、ボリューミー&ロングまつ毛はマスト。目尻に向かって長くなるように何度もコームでセパレートしながらマスカラをオン。最後につけまつ毛と自まつげ毛一体になるように再度マスカラを塗ってフィニッシュ。
鉄則9:これでもか!のブロンザー使い
ブロンザーを使ったシェーディング&ハイライトはコントゥアリングの肝。ブロンザーをたっぷりとブラシにとって、あごや首筋にこれでもかとばかりにつけまくれば、シェーディング効果でフェイスラインも首もほっそり。
鉄則10:さっさと落とすべし!
実はキム、メイクに長時間かかるため、早朝にイベントがあるときはこのヘビーなメイクアップをしたまま眠ってしまったことも! すさまじい厚塗りであることに代わりはないため、“クラウン・コントゥアリング”は「終わらせないといけないトレンドのひとつ」と発表するモード誌もあるほど、肌への負担が。実際には、どんな肌状態でも毛穴、シミ、クマ、吹き出物などがカバーできて自信が持てるという、女性のエンパワーメントのひとつだと思うけれど、つけっぱなしは肌に悪いので気を付けてほしいそう。
text : Ryoko Tsukada