腸から心身リフレッシュ! “停滞腸”によるお腹と心のモヤモヤを一掃しよう
2017/05/18(木)
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オイルにお米に。腸を考えたセレクトで体と心を守るべし

 
オリーブオイルでお腹を毎日クリーンナップ  
 
ココナッツオイルにアマニオイル……ブームに乗ってさまざまなオイルが身近な存在になったけれど、実はお腹にいちばんといえるのは王道のオリーブオイルだった! オレイン酸を豊富に含むエクストラヴァージンオイルは、多め(15~20ml程度)にとった場合は一般的に小腸で吸収されにくいために、大腸へと到達して不要物を送り出す“潤滑油”のような働きをしてくれる。抗酸化力が高いのはご存知のとおりだが、体を温める効果や腸内で悪玉コレステロールを抑える力があるといったメリットも報告されている。毎日大さじ1〜2杯のオリーブオイルをスープやスムージーに加えることを習慣にして。 
 
主食におすすめしたいのは“もち麦ご飯”  
 
腸の運動を高める食材として松生先生ご自身が食事に取り入れているのは、もち麦(大麦)と白米を1対2の割合で炊く「もち麦ご飯」。大麦の一種であるもち麦には水溶性植物繊維に分類されるβ—グルカンが豊富で、硬便を普通便にする作用があるという。血糖値の上昇を抑えることや免疫力に関する効果も研究されており、ダイエット食品としても注目度が高い食材だ。腸の健康を思うなら、やはり主食は欠かせない。食べてスッキリが目指せる、理想の主食としておすすめ。 
 
「腸の健康は自分自身でコントロールできるのです。なぜなら私たちの体は食べるもので作られている。そして“何を食べるか”は自分の意志で決めることだから」と先生。しっかり食べて腸を動かす、それが体と心をスッキリ整える最良の方法といえそう。

text:Shoko Matsuzawa

  • 松生恒夫(Tsuneo Matsuike)
    東京都立川市「松生クリニック」院長。医学博士。慈恵医科大学を卒業の後、松島病院大腸肛門病センター診療部長などを経て、現在のクリニックを開設。現在まで4万件以上の大腸内視鏡検査を手掛けてきた実績があり、便秘外来の第一人者としての信頼も厚い。腸の健康を守るための生活や食習慣に関する著書も多数。
    参考文献:『「排便力」をつけて便秘を治す本』(光文社)、『腸を温める食べ方』(青春出版社)
     
    松生クリニック
    http://matsuikeclinic.com/

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