IT BANG
ナチュラルもドール風も。バングスの豊かな表現力
ちょっとした変化が効くバングは常にチェック。「ボス」はギザギザの揃っていない前髪があどけなさをプラスし、エディ・キャンベルのミステリアスな瞳と髪色とのコントラストが効いていた。「サンローラン」ではコミックに登場する戦士のようなメイクにバッツンと揃えたおかっぱが劇画的。ロンドンの「エミリア ウィックステッド」は、穏やかな女性像にふさわしく、まとめ髪でナチュラルウェイビーのバング。NYの「ヌーン バイ ヌアー」では、パジャマスタイルやシルバーやラメを使ったウェアラブルな服に、きゅっとコンパクトなシルエットの瞳にかかるボブがマッチ。バングだけで、こんなにもバラエティに富んだテイストを表現していた。
Text : YUMIKO AKITA Photo : IMAXTREE