マリー・アントワネットゆかりの香りコレクション
贅を尽くした生活を享受する一方で、“香り”という珠玉の財産を残したフランス王妃、マリー・アントワネット。彼女自身もまた、多くの調香師やアーティストたちのインスピレーションソースだった。そんなマリー・アントワネットのゆかりの香りにフィーチャー。
悪名高き?台詞にヒントを得たディフューザー
歴史に名を残す“魔性の女”をテーマにした「パンピューリ」の“ファム ファタール”シリーズの中にも、もちろんマリー・アントワネットをイメージした香りがある。“スライス オブ ケーキ”と名づけられたディフューザーは、ゼラニウムやブラックカラントのスイーツのような甘やかさに始まり、ローズにシャクヤクといった優美な華やかさが立ち上る、高揚感たっぷりのフローラルブーケ。ちなみに、「パンがなければお菓子を食べなさい」と言ったのはマリー・アントワネット本人ではなかったとか、また一説によると「お菓子」ではなく「ブリオシュ(当時、パンよりも安価な材料で作られたといわれる)」を食べるように言ったなど、この有名な台詞にはさまざまな説がある。ファム ファタールのひとりとして名を残すマリー・アントワネットならではのエピソードといえる。
photo : Chifuyu Aizawa/Q's