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写真家からフレグランスの世界へ

フランスを代表する人気パフューマリー「アニック グタール」の創設者であり、名調香師だったアニック グタール。53歳という若さでアニックが他界した後、娘のカミーユがその遺志と精神を受け継ぐことを決心し、それまで情熱を傾けていた写真家としてのキャリアから転身して、本腰入れてフレグランス作りの道へ入ったという。幼少の頃より、香りの世界に囲まれ、香りのクリエイターになるべくしてなったカミーユ。フランス女性に欠かせないフレグランスを生み出す彼女に、まず、香りづくりについてクエスチョン。
 
Q:ご自身の感覚のうえで、写真を撮ることと調香することの共通点、相違点は?  
 
写真も香り作りも、インスピレーションが重要な鍵を握ることは共通していますね。ただし、写真は閉ざされた空間で一瞬を捉える感性が求められます。一方、フレグランス作りはオープンな空間で試作を繰り返しながら作るので、長いタームでひとつの香りと関わることになります。ここが大きな違い。そしてフレグランスは嗅覚だけ使うのではなく、五感すべてを働かせて作りますし、全感覚を総動員して楽しめるものでもあるんです。

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  • カミーユ・グタール/写真家から転身し、現在はハイパフューマリーハウスとして人気の「アニック グタール」で、イザベル・ドワイヤンとともに調香師として活躍。2児の母でもある。“アール・ド・ヴィーブル(美しいライフスタイル)”の精神と、エクセレンス、エモーション、クリエイティビティ、オーセンティシティにこだわり、誰もがうっとりとする上質な香りのクリエイトに勤しむ日々。

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