グルメTIPS 2017/11/1(水)
知っておきたい、正しい保存&再加熱法

ごはんの温め直し方を誤ると、食中毒の原因に?

疲れて料理をしたくない日はもちろん、普通の日でも、炊いておいたごはんを温めて食べるというシーンは日常にあふれている。でもこの行為で体調を悪くする人が、欧米では少なくないみたい。なんでも保存や加熱方法に問題があるんだとか!?

イギリスの国民医療サービス機関「NHS」によると、間違った方法で再加熱されたごはんで食中毒になる人が後を絶たないらしい。それも症状はかなり重篤だとか。その原因を探っていくと、炊きあがったごはんを保存する段階から、気をつける必要がありそう。
そもそも調理前の生米には、繁殖のスピードが速くて食中毒の原因となるセレウス菌の胞子が付着していることがあり、この胞子は加熱調理しても死滅させることが難しいという。炊いたごはんを室温で放置すると、この胞子が細菌となり、やがて繁殖して嘔吐や下痢を引き起こす有毒物質を生み出すことがあるのだ。また、室温での放置時間が長いほど安全性が損なわれることも指摘されていて、すぐに食べない分量のごはんは速やかに適切な方法で保存すべきといえる。
では、食中毒のリスクを避ける具体的な方法って? まず、ごはんが炊けたら食べる分だけ茶碗によそい、残りはできる限り短時間で冷ますこと。「NHS」によると、炊飯後1時間以内に冷やすのが理想で、冷やしたごはんは冷蔵庫で1日程度保存できる。また、温め直すときは、ごはんの中心部まで確実に加熱することが大切。そして再加熱は1回が上限、つまり何度も温め直しをするのは厳禁。ちゃんと保存したごはんは温め直しをしても味もいいので、この基本をしっかり押さえておこう!

original text : Dusty Baxter-Wright translation : Rubicon Solutions, Inc cooperation : Yuko Ehara photo : Getty Images

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