アートのような視覚に楽しいモダン・スパニッシュ
レストラン サンパウ東京/Restaurant Sant Pau Tokyo
2006年にスペインでミシュランの3ツ星に輝いたサンパウ。女性シェフ、カルメ・ルスカイェーダが生み出すのは、スペイン・カタルーニャ地方の郷土料理をベースにしたモダンな皿の数々。画家志望だったというカルメ。モンドリアンやダリの絵からインスパイアされた前菜あり、惑星を表したデザートありと、どの皿もどこかアーティスティックで目に楽しい。食材の組み合わせもユニークで、たとえば「イベリコ豚のプルーマ」にはバナナと黒にんにくのソースと新感覚の組み合わせだ。サンパウ東京ではカルメの料理を忠実に再現。「彼女の料理は自由度が高いのが魅力」とサンパウ東京の岡崎陽介シェフ。視覚と味覚が刺激されるスペシャルな一軒だ。
ここで人生が変わったと語るのは「ラルテ沢藤」シェフの沢藤隆さんだ。「コースの完成度や再構築、サプライズ、絵画をモチーフにした料理、スペイン語圏からインスパイアされた料理……。“こんな考え方があった”というのを気づかせてくれる料理が多い。私がやりたいこと、理想が詰まっているレストラン」とコメントを寄せてくれた。
SHOP INFORMATION
ランチ/11:30~13:30L.O. 土、日曜、祝日12:00~13:30L.O.,ディナー/18:00~21:00L.O.
月曜(祝日は翌火曜)
photo : Kan Kanbayashi text : Yumiko Takayama